こちらのコラムでは、俺プロ出身のバフンウニ氏が当週の重賞注目馬についての見解、さらに平場予想でも使える馬券テクニックを紹介。特別登録時点での独自指数も併せて公開します。
今週バフンウニ氏が注目したのは、京都競馬場で行われるエリザベス女王杯(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
地力が問われる条件
エリザベス女王杯の舞台となる京都芝2200mは最初の直線が約400mと比較的長く、外枠の不利は大きくないコース。さらに開催終盤に差しかかっていることに加えて、先週の雨の影響もあって内の馬場は荒れ気味。コーナーで外を回す距離ロスは相殺され、内外の有利不利はあまりないと考えてよさそう。
また、最後の直線も長く紛れの少ない条件で、実力がストレートに反映されるため、各馬の能力の見極めが重要になる
牡馬相手の好走は評価できる
現役牝馬のベストメンバーとまではいかないが、古馬勢からはGI馬のレガレイラやステレンボッシュ、3歳勢からは牝馬三冠レースで好走した馬が複数出走し、実績馬が揃った。
実績面から各馬の能力を見極めるうえで重視したいのが、牡牝混合重賞での好走経験。基本的には牝馬限定戦よりも牡牝混合戦の方がレベルが高く、そこでも上位に食い込める牝馬は、能力の裏付けがあるといえる。
過去10年の牝馬限定GIにおいて、それ以前に牡牝混合重賞(ハンデ戦除く)で3着以内に好走していた回数で区分したのが以下の表。
牡馬相手に重賞で好走した実績のある馬は、そうでない馬に比べて回収率が高い傾向にある。特に、3回以上好走したことがある牡牝混合重賞の常連は、かなりの好成績を残している。
最高峰の牝馬が集まるGIの舞台では、牝馬限定戦での実績以上に、牡馬相手に好走した実績を重視したい。