
▲ガイアフォース悲願のGI制覇に向け小川助手にお話を伺いました(撮影:大恵陽子)
芝・ダートを問わずマイルGIで2着2回のガイアフォースが、前走・富士Sで3年ぶりの勝利を挙げました。ゴールの瞬間、大声援を受けて陣営はファンとハイタッチを交わして喜んだとか。
パドックでも馬房でも表情豊かでファンの多いガイアフォース。「光の具合によってはシルバーに見える」と担当の小川雅之調教助手は目を細めます。
好成績を残す1600mで待望のGI制覇を果たすべく、マイルCSに向けて杉山晴紀厩舎・小川調教助手に伺いました。
(取材・構成=大恵陽子)
「今日みたいに優しい目をしている日は…」
──前走・富士Sでは3年ぶりの勝利、おめでとうございます。
小川 ありがとうございます。この馬はいつもゲートの中で落ち着いていて、スタートセンスがいいです。ただ、メンバーや枠の並びによって中団になったりしていましたけど、この時は先行馬が少なくて、2番手から。ペースも落ち着いているんだろうなと見ていました。

▲久々の勝利となった前走・富士S(撮影:下野雄規)
──ファンの多い馬ですから、勝った時は声援もすごかったんじゃないですか?
小川 直線のフェンス際で見ていたんですけど、後ろから声援だけじゃなくて黄色い声まで聞こえてきました。で、勝った後はファンの人たちとハイタッチ。馬場で口取り撮影を終えて帰る時には「こんなに拍手してもらえるんや」っていうくらいスタンドに拍手が響いていて、喜んでもらえるなら、とファンサービスをしました。
──現地に見に行ったファンは喜んだでしょうね。
小川 東京競馬場って検量室前がガラス張りでファンエリアから見えるようになっているでしょう? ガラスの前までガイアフォースを連れて行って、一人ひとりに見てもらえるようにしました。スマホで