フランス・ドーヴィルに本社を置くアルカナ社より、netkeibaの読者の皆様だけに限定のコラムをお送りいたします。
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日本のGI馬たちの母を多数輩出
いよいよ12月に入り、年の瀬が近づいてきました。フランス・ドーヴィルではヨーロッパ競馬産業における冬の大イベント、「アルカナ・ディセンバー繁殖セール」が開催されます。今年の日程は12月6日(土)から9日(火)までの4日間。466頭の繁殖牝馬、229頭の1歳牝馬、そして297頭の当歳馬が上場を予定しています。
このセールは、後にG1勝ち馬の母となる牝馬が、多数購買されていることで、よく知られています。
今年の活躍馬で言えば、G1デューハーストSを制したゲワン、サイゲームス・パリ大賞典を勝ったルファール、G1ヴィンセントオブライエンナショナルSを制したザヴァテリの母たちが、このセール出身馬です。さらに、今シーズンすでにG1・3勝をあげているオーストラリアのチャンピオンホース・ヴィアシスティーナや、日本のGIフェブラリーSで2着のサンライズジパングの母も、このセールで購買されています。
さらに、皐月賞勝ち馬ソールオリエンスや、マイルCS勝ち馬セリフォス、世界の舞台で堅実な走りを披露し続けたプログノーシス、菊花賞を制したアスクビクターモアといった、日本でもお馴染みの実力馬たちの母も、仏国産牝馬であり、このセールで購買された牝馬たちです。
今年のセールも、将来の母として有望視される多くの牝馬たちがラインナップされています。注目の上場馬をご紹介しましょう。
上場番号184番:ルーバ
父はドバウィ。ダイワメジャー産駒のG1勝ち馬ダブルメジャーの半妹。プルマニア、アヴァンチュール、レフトハンドといった名牝と同じファミリー出身です。
上場番号187番:ナイラ
今年のG1独オークスで3着に好走。伯父に、ドイツを拠点に活躍した名馬ノヴェリストがいます。
上場番号188番:ジョクラ
父はザラック。自身もブラックタイプを獲得しています。1歳年上の半姉に、父キズナで、フランスで準重賞勝ち馬となったズナがいます。
上場番号190番:キアンバ
父はオーストラリアで、自身が準重賞勝ち馬。牝系にはG1英セントレジャー勝ち馬ミランがいます。
上場番号195番:ハーフソヴリン
G3ミエスク賞の勝ち馬。日本で走り、GIエリザベス女王杯で2着となったステラリアと同じ牝系の出身です。
上場番号206番:デイライト
G3カブール賞を制している他、G1チヴァリーパークS2着、G1モルニー賞3着などの成績がある、欧州における現役牝馬の中でもトップクラスの実績を残しています。
208番:ロルヌ
G3シックスパーフェクションズ賞を制している他、重賞入着3回の実績を誇ります。
上場番号212番:サフィア
父はソットサス。パリロンシャンの準重賞メリザンド賞の勝ち馬。同じファミリーから、ソフィスティキャットやセレナズソングといった名牝が出ています。
上場番号216番:ラストチカ
G3ベルドニュイ賞、G3グラディアトゥール賞と、2つの重賞を制しています。
上場番号248e番:ビルテ
G2サンタラリ賞勝ち馬。父系2代目に、ディープインパクトの名前がございます。
上場番号248f番:スパニッシュアイズ
G1独オークス2着を含め、5重賞で入着しています。現役のG1・3勝馬ソジーの従姉妹にあたります。
「時代のスターを産むは、誰か?」「この馬の仔が、日本で走ったら……?」そんな夢想が止まらなくなるのが、このセールの醍醐味です。
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