競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンに阪神ジュベナイルフィリーズ出走予定馬の中から11頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
アランカール栗東・斉藤崇史 牝2

▲12月3日撮影(c)netkeiba
母シンハライトと同じぐらいの体重だが、当馬の方が前腕に厚みがありトモの丸みも十分。同じ尻高体型だが、当馬の方が全体的に筋肉量が多く前が強いフォルムとなっている。つなぎの長さや角度は似ているが、右前肢のかぶりが母より大きく当馬の方がカキ込みの強い走法となっている。母は桜花賞2着、オークス1着だが、当馬は二四よりは千六の方が適性は高そうだ。
ギャラボーグ栗東・杉山晴紀 牝2

▲12月4日撮影(c)netkeiba
頭が高めでトモの揃った走りだが、クビ差しが長めで脚長&胴長の姿形。前半から力みがあり少しハミをかんだが、何とかなだめると大きいストライドを駆使して番手から抜け出して押し切った。500キロのロードカナロア産駒らしく、つなぎも長く広いコース向きで、折り合い面に進境がうかがえれば距離はマイル以上が合う。筋肉質の馬体は目立ち初戦から動ける態勢。
スターアニス栗東・高野友和 牝2

▲12月3日撮影(c)netkeiba
中京2歳S以来だが、前走時のフォトパドックに比べるとクビを撮影者側に向けていないため、全体的なバランスはわかりやすい。ドレフォン産駒だが、立ち気味のつなぎでクッションは硬め。前駆体形でスピードが勝っており、ベストは千四で馬場が良く時計の速い舞台ならマイルは克服可能だ。気のいいタイプで攻めも抜群の動きを示し、筋肉質の馬体を誇示。万全だ。
タイセイボーグ栗東・松下武士 牝2

▲12月4日撮影(c)netkeiba
父の初陣は2歳の最終日だったが、