
▲プーシャン騎手の独占インタビュー前編(c)netkeiba
11月1日から日本での短期免許を取得し、活躍を見せる若手外国人騎手がいます。その名はアレクシ・プーシャン。端正な顔立ちから、ウィナーズサークルでの黄色い声援も日に日に大きくなっています。
2016年に騎手デビューを果たすとここまで、24年仏2000ギニーなどG1を9勝。初の来日から約1カ月が経ち、日本の関係者からも着実に信頼を獲得しています。そこでnetkeibaでは独占インタビューを敢行。彼の騎手になるまでの異例のストーリーや、将来の夢、プライベートでの意外な一面など、フランスの若き名手の素顔を前後編でお届けします。彼が「一番勝ちたいレース」として挙げたレースとは一体──。
(取材・構成=netkeiba編集部、通訳=安藤裕)
馬乗りを始めて3年で騎手デビュー!?
──本日はお忙しいなか、お時間を頂きありがとうございます。早速ですが、まずは簡単な自己紹介をお願いします。
プーシャン アレクシ・プーシャンです。フランス出身の2000年9月11日生まれです。2016年に騎手デビューをしました。
──ニックネームはありますか?
プーシャン「プッシュ」や「アレックス」と呼ばれることが多いです。みなさんが呼びやすいように呼んでくれたら嬉しいです。
──趣味はありますか?
プーシャン パデルとボクシング観戦ですね。
パデルとはテニスとスカッシュを合わせたようなスポーツで、ヨーロッパでは比較的ポピュラーなスポーツです。来日してからも、都内にコートがあったので先日プレーしてきました。簡単で誰でも楽しめると思うので、みなさんもやってみてください!
──ではここからは競馬についてうかがいます。騎手を志したきっかけを教えてください。
プーシャン まず第一に、馬が好きだったことがきっかけです。というのも、父がファーブル厩舎で