
▲半年ぶりにJRAで勝利を挙げたミルコ騎手がこの1週間を振り返ります(撮影:桂伸也)
遂に約5か月ぶりのJRA騎乗を果たしたミルコ騎手。競馬場での「おかえり〜!」の声援に喜びを隠せません。
土日合わせて8鞍の騎乗で1勝を挙げ、これが半年ぶりのJRA白星。そのパートナーであるアンソニーはオーナー、調教師ともにかねてからお世話になっているといい、勝利の喜びは格別だったのだとか。
また渡米前と今では気持ちの面で大きく違うと力説。その言葉の真意に迫ります──。
(取材・構成=森カオル)
武幸四郎調教師は「相変わらずカッコよかった!」
──先週は、約4カ月半ぶりに日本で騎乗。楽しんで乗れましたか?
ミルコ はい! やっぱり日本のお客さんは、みんな温かいね。インスタにもいっぱいメッセージがきていたし、競馬場でも「ミルコ、おかえり〜!」という声援がたくさん聞こえてきて、とってもうれしかった。ジョッキーは勝つのが一番うれしいことだけど、ファンのみなさんと会えるのも同じくらいうれしいもんだね。
──そんななか、しっかり勝利も挙げられて(12月7日・阪神5R・2歳新馬・アンソニー1着)。
ミルコ アンソニーね! (馬主の)中辻さんにはとってもお世話になっているから、勝ててよかったです。けっこう調教もよかったですね。
──ミルコさんが乗って、芝コースで追い切っていましたね。
ミルコ そうです。最後に芝での走りを確かめて。そのあたり、さすが幸四郎先生だなと思った。最初の2ハロンくらいは