
▲風吹ケイさん(c)netkeiba
2025年も残りわずか! JRAは今週末の開催で終了、その中でもやっぱりファンの注目は有馬記念(12月28日)に注がれている。有馬記念が終わると正月気分…という人も今までは多かったと思うが、今年は「KEIRINグランプリ2025」も併せて楽しんで1年を締めるのはいかがだろうか?
今年の「KEIRINグランプリ2025」の舞台は神奈川県にある平塚競輪場。全国の競輪場の中でもトップクラスの入場者数を誇り、グランプリ当日もさまざまなイベントが開催される。
そこで今回は競輪の配信番組に出演したことがあり、今年の春に平塚競輪に来場している風吹ケイさんに、KEIRINグランプリの注目選手。そして今週末に出走する有馬記念の注目馬を含む競馬のお話も伺った。
今年は自身のYouTubeチャンネルで競馬場デビュー(船橋)を果たした風吹ケイさん。
「WINSでのイベント出演から競馬に触れることが始まったので、実際に行くと楽しさのレベルが全然違いましたね。ただ予想をするインタビューで申し訳ないんですが、そこで覚えた言葉が『タテ目』。競輪とかボートの配信では聞いたことがなかったので、最初は良い言葉なのかなと勘違いしていました(笑)」
芸能活動をスタートするまでは公営競技に触れることがなかった風吹ケイさん。しかし、ここ3年ですべての公営競技を網羅したという。
「ボートから始まったので、オートレース、競輪、競馬とどんどん出走数が増える競技を予想しなくちゃいけなくなって、頭はパニックになっています(笑)。単純にそこが難しい順番ですね。競技ごとの頭(考え方)の使い分けって難しくて、配信では解説者の方が必ずいらっしゃるので、まず信じてそこに自分の直感を足すといった形で予想しています」
では、まずKEIRINグランプリの話から聞いていきましょう。
「詳しい人の解説がない中で予想は難しい…。今までの経験から、簡単な展開予想で決めたいと思います。まず熊本の嘉永選手。『私が選手だったらラインの何番手につける? 』って考えたときに、最初に動く1番手の選手だなと思ったんですが、それ以上に魅力的、理想は単騎の選手。嘉永選手は単騎になりそうなので注目です」
自分が選手なら…と考えるのは面白い予想法かもしれませんね。KEIRINグランプリは例年、近畿勢が強く過去10年で5回のグランプリを獲得しています。今年も昨年の覇者・古性優作選手(大阪)が現時点での獲得賞金1位。単騎と思われる地元神奈川の郡司選手が、強力・近畿勢の牙城をどう崩していくのか? が、今年のグランプリにおける1つの焦点になっています。
「以前水泳をしていたのもあって、どちらかといえば個人競技が得意。誰かのために我慢することをできる女じゃないんです(笑)。郡司選手も南関東単騎の可能性もあるらしいので、迷って◎はこっちにします。今年5月に湘南ダービー(平塚競輪)に行かせてもらって、そこで優勝したのは郡司選手。そういうつながりも年末のグランプリですし予想に反映しました」
では、最後に有馬記念の注目馬について教えてください。
「全然、競馬関係ないのですが今年の私のBIGニュース。3年かけて『あつまれどうぶつの森』の全ジャンルアイテムをコンプリートしたんです。そういったアイテムは博物館に展示できるんですけど…ミュージアムマイルで行かせてください(笑)。有馬記念はこういったサイン馬券もあると伺ったので。郡司選手は湘南ダービー、ミュージアムマイルは皐月賞と、今回の開催場で春に優勝している共通点もあります。以前オートレースの配当金でお母さんと妹に高級寿司をご馳走したら喜んでくれたので、今回はこの2レースを的中させて、おせちでも奢ってあげられる優雅なお正月を迎えたいです! 」
ちなみに30日のKEIRINグランプリの前日にはガールズグランプリ、前々日にはヤンググランプリが当地で開催。ガールズグランプリはGI4大会をすべて今年制覇している神奈川県出身の佐藤水菜選手が登場。今年、年間グランドスラムを達成した女王の走りにも注目が集まっています。ガールズケイリンはラインのない戦いで、個人競技派の風吹さんにはぜひ見ていただきたいです。
「たしかに! ガールズケイリンも注目ですね」
有馬記念とKEIRINグランプリ。まったく異なる2つの競技だが、視点を変えれば何かしらの共通点は見つかるかもしれない。その参考の1つとして、今年のグランプリ出場選手を有馬記念出走馬に例えた特別コラムも配信中。これまで競輪に触れてこなかった方も、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。