トゥインクルレディー賞(9月14日 大井 サラ3歳上牝馬 ハンデ 南関東G2 1600m)
過去10年、1人気〔2-4-2-2〕、2人気〔1-2-2-5〕。馬単平均配当6600円(万馬券2度)、3ケタ(1000円以下)で収まったことは1度もない。ポイントはやはり牝馬重賞のセオリー通り、格・実績より、状態と勢い重視か。例年斤量差の大きいハンデ戦で、平成10年クリオネー=53kg、12年スイングバイ=51kg、17年コウエイソフィア=52kgと、軽量馬の活躍も目立っている。逃げた馬が6、1、1、7、1、2、11、12、2、1着。ゴール際ハンデ戦らしい攻防というより、ポンと行った馬が完全燃焼。あっけない決着も少なくない。
◎アヤパン(53・張田)
○オルレアン(56・今野)
▲アウスレーゼ(53・真島)
△テンセイフジ(56・酒井)
△グリーンベイ(53・内田博)
△セイエイシェーン(54・的場文)
△ショウナンシャトー(54・石崎隆)
コウエイソフィア(55・御神本)
エトワールフルーヴ(54・山田信)
3歳アヤパンを中心にとった。今春、桜花賞→東京プリンセス賞、10、5着と不本意だったが、一にも二にも馬体減りが原因だろう。以後古巣の北海道競馬へいったん帰り、当地オープン3戦2勝、すっかりいいリズムを引き戻した。かつてJRA中山「呉竹賞」圧勝の実績。ブラックホーク×ブライアンズタイムの背景なら単なる早熟スピード馬では終わらない。大井で受けた調教試験では428kg、ふっくらした好馬体で軽快に動いてみせた。格の上ではまだB1。軽量53kgも大きな味方だ。
逃げ馬有利のセオリーを含めオルレアン本線。JRA時から牝馬交流重賞の安定株で、大井にもTCK女王盃2着などすでに実績を残している。川崎転入、今回2戦目。同型コウエイソフィア(昨年優勝)に元気がなく、一気に飛ばして時計勝負か。道悪にでもなればなおさら良い。差し馬では、関東オークス馬テンセイフジより、昇り馬アウスレーゼに大井1600mの適性を感じる。ダーレーの3歳馬グリーンベイも、内田博Jがこだわって乗る以上、互角の評価。アヤパンから馬複、馬単、少し手広く流したい。