
スプリンターズS(GI)
レース結果&タイム指数
レース映像 秋のGI初戦スプリンターズSは、戦前の予想通り外国馬が1-4-5着に入る結果になった。以前書いたように、現在のスプリント戦線は、中距離と比べ低い指数の争い。その結果、1着が外国馬テイクオーバーターゲット、2着が久しぶりの芝戦となったメイショウボーラーで、3着に3歳馬タガノバスティーユ、さらに4、5着も外国馬サイレントウィットネス、ベンバウンが入り、別路線組の上位独占となった。主要路線組に高い指数を持つ馬がいない場合は、思い切って別路線組を狙う手もある。
人気を背負ったオレハマッテルゼ、シーイズトウショウの今回指数は決して低いものではないが、これまでの指数を上回ることはなかった。両馬ともに、中山・芝1200mは指数を跳ね上げる条件ではないだけに、次走以降、人気を落とすようならむしろ狙い目。

札幌2歳S(GIII)
レース結果&タイム指数
レース映像 クラシックに向けての重要度が年々高まっている札幌2歳Sは、ここが7戦目となるナムラマースが1番人気に応え差し切って見せた。前走のコスモス賞ですでに「105」をマークした実績馬だが、今回も2歳戦では好数値となる「96」をマークして見せた。評価の高い新潟記念勝ち馬ゴールドアグリが「92」だけに、この指数の価値が分かる。
2着アドマイヤヘッド、3着イクスキューズが「95」、4着フサイチオフトラも「94」をマークしただけに、上位馬のレベルは高い。例年、札幌好走組は中央の高速馬場で苦戦の傾向もあるが、今年の札幌はかなり速い馬場だっただけに、このあとの中央開催でも要注意。

シリウスS(GIII)
レース結果&タイム指数
レース映像 南部杯を予定していたメイショウバトラーが急遽参戦したシリウスSだが、そのメイショウバトラーがプラス24キロの馬体重も何のその、1馬身半差の快勝を演じた。4角で他馬の進路をやや妨害した印象もあるが、中団以降に待機していた馬が上位独占した流れを、好位3番手から抜け出したのは力の差。タイム指数も「123」をマークしており、ダートではGIを狙える数値だ。

今週の注目馬
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エミナ 10/08 東京10R・鷹巣山特別
3走前にこの条件を勝っているが、ここ2走は6着、12着に大敗。持ち指数もメンバー上位で、牝馬限定戦。前走が太めだっただけに、ここは狙ってきた印象がある。
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ゼンノエキスプレス 10/08 東京10R・tvk賞
昨秋に16頭16番人気で快勝した舞台に戻ってきた。ここ2戦の中山ダート1200mは惜敗しているが、指数的には悪くなく、状態の良さがうかがえる。上昇気流で得意の舞台に出走。再度、大穴を開けるか?