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前哨戦もタイム指数で斬る

  • 2006年10月12日(木) 20時00分
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毎日王冠(GII)  レース結果&タイム指数  レース映像

 天皇賞・秋に向けて重賞な一戦となった毎日王冠は、3番人気ダイワメジャーが2番人気ダンスインザムードとの叩き合いを制した。タイム指数は「116」で、近走では自身の最高指数になったが、この指数が今後のGIで通用するかは疑問。開幕週特有の展開が後押ししたのは明白で、本番ではさらなる工夫が必要か。逆に2着ダンスインザムードは「115」をマークしており、休み明けとしては上々。5着に敗れた安田記念でも、4着ダイワメジャーより高い「117」をマークした実績があるだけに、得意の府中2000mなら逆転がありそう。

 先行馬有利の流れだっただけに、追い込み不発の5着カンパニー、8着オースミグラスワンあたりは、次走要注意。実際、タイム指数も1、2着馬とほぼ同じ数値をマークしているだけに、この敗戦で人気が落ちるようなら、積極的に狙いたい存在だ。

京都大賞典(GII)  レース結果&タイム指数  レース映像

 約1年振りの復帰戦となったスイープトウショウが、骨折休み明けの不利を克服した京都大賞典。前半1000m通過が64.1秒、ラスト3Fが33.3秒という極限の瞬発力勝負になった。タイム指数的には評価が難しいレースという位置付けになる。

 評価するなら、普段とは違い逃げる形となった4着ローゼンクロイツ、急仕上げの感があった5着ストラタジェムの休み明け2頭か。この2頭は天皇賞・春で120台のタイム指数をマークした実績があるだけに、ここを叩いた変わり身に期待か。


今週の注目馬
トーセンラピュタ 10/14 東京10R・サフラン賞
 鮮やかなデビュー戦以降、2戦連続で凡走しているが、着順とは逆にタイム指数は上昇している。デビュー戦と同じ1400mで、左回りも2走目。近走の着順から人気が落ちるようなら、強気に狙ってみたい1頭。

カームブレイカー 10/15 東京9R・山中湖特別
 3歳勢が人気を背負いそうな一戦だが、近走のタイム指数を見る限り、古馬相手では苦戦しそうな感じ。であれば、現級2着の実績があるこの馬を推奨したい。コンスタントに100台後半の指数をマークしており、指数的にはこのクラスでは上位の存在。左回りは安定しているだけに、ここは狙い目だろう。

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