午前6時50分。時計台の下の温度計は…。なんと4度! 2週間ぶりの栗東トレセンは寒かったぁ。お腹と背中、腕、そしてくつ下にカイロを貼って臨んだ取材…。
まず最初の写真はジョッキールームで談笑する武豊騎手とルメール騎手。記者の質問を武騎手が通訳して、英語で会話。かっこいい!!
武騎手はアドマイヤキッスで参戦。
3冠すべて1番人気の支持を得た同馬だが、無冠のまま。悲願のGI制覇となるのか。「前走は大人しすぎたかな、走ってないわけじゃないんだけどね。もう少し力強さがあれば…。勝った馬? 強いね。でも逆転不可能な負け方じゃないし、今度は外回りになるから、なんとか」。
ちなみに今の京都の馬場状態はかなり固いらしい。「速いね。通過タイムとか、勝ちタイムを考える時、ちょっと上げて計算したもん」(武騎手)。同騎手はゴールした時に、だいたいの勝ち時計がわかるとのこと。「後から時計を見て? うん、だいたいは当たってるね。感覚だよ、長年の」やっぱり、かっこいい!!
さてさて、写真1の奥の方を見てみると…。今回の主役、本田騎手も写っている! ズームアップ(笑)
5戦5勝で古馬と激突するカワカミプリンセス。秋華賞は単走だった最終追い切りだが、今回はGII牡馬のマイソールサウンドを相手にDウッドコースで併せ馬。「秋華賞の時は最終追い切りで若干、重いかなぁと思ったけど、今回はそんな感じはない。ひと叩きして走る気になっている」と状態に対して、本田騎手も前走以上の手ごたえを口にした。「今までも、これからも、僕が思っている以上に走る馬だと思う」。
カワカミプリンセスは6月5日の遅生まれ。そのため、乳歯から永久歯へと生えかわる「歯替わり」は通常、3歳の春頃に見られるものだが、同馬は秋華賞の2週間前から「歯替わり」が始まったという。「歯替わり」の時はカイバ食いが落ち、調子も下降するものだが、秋華賞はオークス時よりプラス8kgでの出走。「やることやって増えてるのは成長分。秋華賞の後も疲れはすぐ取れた」(同騎手)と言うのだから、驚きだ。
ね〜先生、ビックリしました! 「僕もビックリしてますよ!」とは西浦調教師。現役最強牝馬スイープトウショウとの対決が見もの。楽しみ!!
さてさて、メルボルンC(豪GI)で1・2着したデルタブルースとポップロックを管理している角居厩舎前でパチリ。(写真は同厩舎の酒井助手)。
「1番いい結果でしたね。オーストラリアからカイバを取り寄せて慣らしたり、昨年挑戦した方の話を聞いてたてたプランが、計画通りうまくいきました。ノーザンファームでいい夏休みを過ごせたのも良かったです。ディアデラノビアも同じくいい夏休みを過ごせました。叩き3走目での出走はベスト。心身ともに充実の秋を迎えてます」(同助手)。
勢いに乗って…、ディアデラノビアはおもしろい存在ですね!
最後に、今回、GIに初挑戦する2年目の鮫島良太騎手をパチリ。
「GIに乗ることは、1つの夢でしたからね」。
似てる? 似てない?
こちらはお父さんの鮫島克也騎手(佐賀競馬所属)。
11月3日に佐賀競馬で行われたJBCのイベント(たくさんお集まり下さり、ありがとうございました)で一緒でした。
「最近は自分の(レース)ビデオより、良太のものをよく見ますね」と。私との別れの挨拶は「良太をよろしくお願いします」でした。素敵!!
☆うるぐす(日本テレビ系23時55分〜)で鮫島親子のインタビューが放送されるそうですヨ。
※来週のマイルCSはコラムをお休み致します。次回はジャパンCになります。