天皇賞秋2017(GI) 東京芝2000m不
レース回顧T-2:08.3 前後64.2-64.1 M
L ap-13.2 - 12.5 - 12.9 - 12.5 - 13.1 - 13.0 - 12.4 - 12.0 - 12.7 - 14.0
強いキタサンが帰って来た
スタートで煽られ、まさかの出遅れとなった、
しかし、武の神騎乗もあり、抜群のリカバーで押し上げて行く
4角入りから、内を強襲するように上げていき、次々に先行する各馬を追撃し、
直線勝負では、喰らい突くサトノアラジンとの一騎打ちになったが、
並ばれれば絶対に抜かせない、あの強いキタサンの完全復活劇のレースとなった。
最後の1ハロンが14秒台というのは、相当タフな馬場コンディションであった事を意味する。
最初の1000ⅿが64.2秒、後半が64.1秒となり、まるで図ったかのような前後半バランスで、
時計的には2分8秒3と、かなり遅いが、レース内容は白熱した、記憶に残る名勝負であったと思う。
これだけの不良馬場でのレースが過去にあったのか、想像し難いが、
遡ると、不良表記の天皇賞は、
91年に圧倒1人気に推されたメジロマックイーンが、
2着馬に6馬身差を着け圧勝したが、他馬の進路に影響を与えたと、判定の結果は降着。
鞍上は無論、武豊で、91年春秋連覇の野望が途絶えた。
その時も雨、タイムは2分2秒9、2着馬に1秒もの差を着けたが、
勝負に勝って判定に泣いた伝説のレースでもあった
それから26年の歳月を経て、より過酷な馬場状態、そして降り止まぬ雨の中でのレース、
91年のメジロマックイーンの不運を、武本人の脳裏を過ったのか否かは判らないが、
あのラスト1ハロンでの死闘は、キタサンに武の執念が乗り移ったのかとも思える
運命的なレースであったとも思う
個人的には、キタサンの復調に半信半疑であった事、
しかし、直線、残り1ハロンでの強いキタサンを観て、疑った自分が恥ずかしくなった(-_-;)
残す2戦で勇退するには寂しいが、このまま3連勝で最強伝説を歴史に刻んで欲しい
あれから10年以上の月日が経った。会社を辞めて、以前から考えていたビジネスを展開しようと渡米したものの、、、LA郊外の競馬場に通って嵌ってしまった。そこで、オランダ人のある男に出会...
あなたも、投稿してみませんか?
コラムを投稿する