サクライダテン(牡 美浦・伊藤圭三 父サクラバクシンオー、母サクラウォーニング)
母サクラウォーニングはサクラスピードオー(96年京成杯-GIII、96年共同通信杯4歳S-GIII)の半妹。「サクラバクシンオー×ウォーニング」という組み合わせは、過去にJRAで1頭走っており、それが小倉2歳S(GIII)を勝ったマルブツイースターなのだから相性がいい。サクラバクシンオーはNijinskyを含んだ繁殖牝馬と抜群の相性を示しているが、本馬の2代母の父はNijinsky系のマルゼンスキー。高いポテンシャルを感じる好配合馬だ。マイル以下の芝がベスト。
サクラシコウテイ(牡 美浦・小島太 父マンハッタンカフェ、母セダンフォーエバー)
サクラプレジデント(04年中山記念-GII、03年札幌記念-GII、02年札幌2歳S-GIII)の半弟にあたる良血。兄はサンデー産駒で、本馬はマンハッタンカフェ(その父サンデーサイレンス)産駒なので、厳密にいえば両馬は4分の3兄弟ということになる。母セダンフォーエバーはサクラチヨノオー(88年日本ダービー-GI、87年朝日杯3歳S-GI)、サクラトウコウ(86年七夕賞-GIII)の全妹でもあり、血統的なポテンシャルはきわめて高い。芝向きの中距離タイプ。
サニープリーズ(牝 美浦・谷原義明 父マヤノトップガン、母サニースイフト)
皐月賞(GI)と日本ダービー(GI)を逃げ切ったサニーブライアンの半弟。同馬はブライアンズタイム産駒で、本馬はマヤノトップガン(その父ブライアンズタイム)産駒なので、厳密にいえば両馬は4分の3兄妹ということになる。ある繁殖牝馬から傑出した産駒が誕生した場合、生産者は、二匹目のドジョウを狙って同じ配合を繰り返すことが多いのだが、母サニースイフトにはいろいろな種牡馬が試されている。久々にブライアンズタイム系が付けられたのでおもしろい。芝・ダート兼用の中距離タイプ。
ユウターヴェルデ(牡 美浦・嶋田功 父マンハッタンカフェ、母タカイロドリゴ)
母タカイロドリゴは繁殖牝馬として優秀。これまでにJRAでデビューさせた6頭の産駒から、マイネルソロモン(04年スワンS-GII・2着、04年ダービー卿CT-GIII・2着)、マイネルアンブル(02年京都新聞杯-GII・3着)など5頭のJRA勝ち馬を送り出している。本馬の父はマンハッタンカフェなので芝向きの中距離馬だろう。気性に難しさがある場合はマイラーとなるかもしれない。コンスタントに走る血統なので信頼できる。
ラストフォーエバー(牡 栗東・加藤敬二 父アフリート、母ラティール)
母ラティールは、その父タマモクロス譲りの芦毛と瞬発力がトレードマークで、重賞こそ勝てなかったものの、愛知杯(GIII)2着&3着、中山牝馬S(GIII)3着、オークス(GI)4着などの成績を残した。これまでに送り出したエテルノ(父サンデーサイレンス)、ポーカーフェイス(父ブライアンズタイム)はいずれも1勝馬で、ピリッとしたスピードに欠ける感じだったので、Mr.Prospector系のアフリートに父が変わった本馬は、上2頭とは違った面が引き出されることを期待したい。マイル以下のダートで活躍しそう。
アコニットライアン(牡 栗東・服部利之 父ブライアンズタイム、母アコニットローマン)
スリーローマン(01年府中牝馬S-GIII)3着の全弟、オペラハット(99年東京王冠賞-大井重賞)の半弟にあたる良血で、母アコニットローマンは東京プリンセス賞(大井重賞)の勝ち馬。「ブライアンズタイム×ブレイヴェストローマン」という組み合わせからはサラブレッド日本最多勝の記録をもつブライアンズロマンが出ている。ダートでは連対率25.2%と特に信頼性が高い。全姉スリーローマンが芝をこなしているので芝適性も問題ない。
ウインリスペクト(牡 美浦・的場均 父クロフネ、母ミスティーダンス)
ミストラルクルーズ(06年セントライト記念-GII・3着)の半弟で、セイザンダンサー(現1勝)の全弟。「クロフネ×サンデーサイレンス」という組み合わせからはフサイチリシャール(05年朝日杯フューチュリティS-GI、06阪神C-GII、05年東京スポーツ杯2歳S-GIII)が出ており、全体の成績も悪くない。兄2頭はいずれも新馬戦を快勝しているので、出てくればいきなり狙える。
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