◆4/12中山・ニュージーランドT
レース結果
レース映像1着
サトノプログレス(牡)
父タイキシャトル、母トウヨウロイヤル(その父ロイヤルアカデミーII)
【評価】B
【適性】芝ダ1600~2000m
マイケルバローズの全弟。タイキシャトル産駒でNijinsky4×3で祖母の父がRivermanですからゴールデンキャストとも似た配合パターンです。兄は東京での追い込みに定評があり、この馬も東京芝1600mでフサイチアソートと大接戦の3着。東京向きの柔らかストライドで走る馬ですから、NHKマイルCも楽しみですね。
◆4/13阪神・忘れな草賞
レース結果
レース映像1着
ムードインディゴ(牝)
父ダンスインザダーク、母リープフォージョイ(その父Sharpo)
【評価】B
【適性】芝ダ1600~2000m
オークス2着チャペルコンサートの妹。母はMixed Marriege4×4で、スタミナがあるというより粘り強い血統です。上がりがかかる外差し馬場をジワジワ差し切りましたが、この粘りを活かすには時計や上がりがかかったほうがいいのでしょう。東京の良ではイマイチ決め手不足な気もするので、オークスで出番があるとすれば馬場が渋った時では。
◆4/13阪神・桜花賞
レース結果
レース映像1着
レジネッタ(牝)
父フレンチデピュティ、母アスペンリーフ(その父サンデーサイレンス)
【評価】B
【適性】芝ダ1400~1800m
1分34秒4で走破して自身の推定上がりが34.5秒。昨年3着のカタマチボタンが1分34秒5で走破して上がり34.4秒でした。今年のほうが少し時計がかかる馬場ではあったのですが、ダイワスカーレットもウオッカもいないと、こんな大波乱も起こりえたわけですね…。
フレンチ×サンデーはライラプス、アンブロワーズ、サイレントプライドと同じ。ただしレジネッタの場合は、祖母の父ブラッシングジョンがBlushing Groom×Prince Johnなので、父の母Mitterandとで「NasrullahとPrince John」の組み合わせのクロスになることがポイントです。ピンクカメオ、サンアディユ、アドマイヤジュピタ、エンシンデピュティなども「NasrullahとPrincequillo」の組み合わせのクロスを持っていますが、芝向きの斬れ味を増すには有効な配合パターンですね。
4代母Fall Aspenは歴史的な名繁殖牝馬で、子孫にティンバーカントリーやDubai Millenniumなど活躍馬が続出していますが、その配合のポイントは「HyperionとSon-in-Law」というスタミナを生む組み合わせを2つ持っていることにあります。母系の奥に「HyperionとSon-in-Law」を豊富に持つ馬は底力や成長力を秘めていることが多いのです。しかもフレンチデピュティの血統表にはHyperionが極めて希薄なので、相手牝馬からこの血を補強することはより大きな意味があるのです。筆者がサンアディユの配合をよく誉めてきたのも、母系の奥に「HyperionとSon-in-Law」の組み合わせが2つあるから、というのが理由の一つでした。
「NasrullahとPrincequillo」をクロスし、「HyperionとSon-in-Law」をクロスで補っているという点で、サンアディユとレジネッタはよく似た配合パターンといえるわけですね。
※【評価】A~Eの5段階
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