「3歳」
エヴァーラプト(牡 美浦・大久保洋吉 父アグネスタキオン、母インターラプション)
半姉にロベールパパン賞(仏G2)、ボワ賞(仏G3)を勝ったMuch Faster(父Fasliyev)、半兄にラジオNIKKEI賞(GIII)5着のトーセンアーチャー(父Barathea)がいる。本馬はアグネスタキオン産駒。2代母Intermissionは「Stage Door Johnny×Klairon」という組み合わせで、Mossborough 4×3というクロスを持つ。こういう重厚な血はアグネスタキオンと相性がいいので期待できる。2000m以下を得意とする芝馬。
キャサリンアイドル(牝 美浦・勢司和浩 父バブルガムフェロー、母タイキポーラ)
母タイキポーラはマーメイドS(GIII)を勝つなど牝馬重賞戦線のトップクラスで活躍した。初子のタイキフーガは期待はずれの成績に終わり、2番子は競走馬になれず。3番子の本馬は仕上がりが遅れているもののとりあえず順調なので、大成を期待したいところ。「バブルガムフェロー×トウカイテイオー」という組み合わせは若干スピードに欠けるので、ダートで本領を発揮する可能性もある。中距離タイプ。
「2歳」
インモータルローズ(牝 美浦・本郷一彦 父ゼンノエルシド、母フレイバーギフト)
父ゼンノエルシドはマイルCS(GI)の勝ち馬で、そのスピードの源泉は母系にあるTudor Minstrel≒Abernant≒Queen of Speedという3つの近似血脈のクロス。本馬はDerring-Do 4×4によってその近似血脈のクロスを継続している。ゼンノエルシドの代表産駒マイネルシーガルと血統の構造がよく似ている。近親にこれといった活躍馬はいないが、配合に見どころがあるので注目してみたい。
コチャ(牝 美浦・杉浦宏昭 父キングカメハメハ、母リーガルウェイズ)
新種牡馬キングカメハメハは初年度に200頭近い産駒を送り出した。抜群の競走成績(04年日本ダービー、04年NHKマイルC)、繁殖牝馬の質の高さから考えて、かなりの成功を収めるのではないかと思う。Kingmamboの系統は、Mr.Prospector系ながら代を経るごとに距離適性を延ばしているので、キングカメハメハも母系にしっかりとしたスピードを入れる必要がある。その意味で、母の父がDanzigの本馬は悪くない。芝・ダート兼用のマイラー。
フレアトウショウ(牝 美浦・杉浦宏昭 父ティンバーカントリー、母ポラリストウショウ)
母ポラリストウショウは未勝利馬ながら、その兄弟にヌエボトウショウ(93年京都牝馬特別-GIII)、トウショウアンドレ(00年中日新聞杯-GIII)、ビクタートウショウ(96年フェアリーS-GIII・2着)などがいる良血。父は力馬タイプのティンバーカントリーで、Glamour 5×5というパワフルな牝馬クロスを持っている。一般的なティンバーカントリー産駒と同様、ダートで本領を発揮するだろう。1700〜1800mがベスト。