◆6/2 10R・岩手ダービー ダイヤモンドC(3歳、ダート2000m)
この岩手ダービーダイヤモンドCは阿久利黒賞から不来方賞へと続く岩手3歳3冠路線の第2戦。阿久利黒賞を制し1冠を手にしているリュウノツバサが2冠目のタイトルに挑む。
昨シーズンの(9)リュウノツバサは「そこそこ強い馬」くらいの評価だったが、この春になって急成長、特別・スプリングC、重賞・阿久利黒賞を連勝して一気に3歳の主役に躍り出た。その成長の急さは関係者でも目を丸くするほど。この勢いに乗らない手はなく、素直に二冠達成濃厚と見よう。
対抗格に納まるのはやはり(4)ゴールデンクリークだろう。リュウノツバサに2戦連続で敗れた後、前走はきっちり勝って鬱憤を晴らした。この馬も今年に入って急激にレース内容が良くなっている。スプリングC・阿久利黒賞ともにリュウノツバサに0.1秒差、この成績からもリュウノツバサを倒すとすればこの馬だ。
気になる距離に関しては、どちらも折り合いに苦しむ馬ではないし、血統的にも特に問題ないと思うが、強いていえば1800mを経験したゴールデンクリークに分があり、1600mから2000mに一気に伸びるリュウノツバサは若干不利というところか。
しかしここでは阿久利黒賞での、「ゴールデンクリークを外からねじ伏せたリュウノツバサ」という結果を重視したい。リュウノツバサの力は、着差以上に成長しているのではないか。
3番手は(6)エイプリルボーイ。この馬は一介のスピード馬ではない。むしろ短距離の忙しい展開では持ち味が出ないくらいで、ある程度距離があり、ゆったり行ける方がこの馬の力を出せる気がする。ここは単騎逃げ濃厚だし、あまり早くから突っつかれなければ粘り込める。
以下、(8)モエレアンドロメダ、(5)モエレハナオーの2頭が押さえ。(8)は前走から連闘の強行軍が気になるが、距離伸びてこその馬だし、比較的少頭数なのもプラス。(5)もこの頭数で5番枠は手頃だ。距離はギリギリこなせるレベル、あまり強気にはなれないが、能力はこのメンバー中でも上位のはずだ。
(3)コンバットキックは更なる距離延長がマイナス。また、土・日のレースでは外を回ってくる馬が不利だった点から今回は見送り。
(9)(4)が抜けているという前提で買い目は馬複(9)-(4)が大本線。3連複・3連単では(9)=(4)→(5)(6)(8)で。
◆お奨めレース
1R:エビスレッドキング
盛岡は若干苦手か、という成績のエビスレッドキングだが、この相手なら一枚上手。
馬単 (1)→(5)(8)(9)
3R:アッパージーン
盛岡実績の悪さはA級だった昨季のもの。C2なら話は別。馬単(8)→(1)(7)(5)
5R:クードゥフードル
本来ここでは格上の馬。失格明けでも黙って狙う。馬単(2)→(6)(7)(8)
6R:サンワードグロー
力は(3)とも互角。輸送で絞れてくれればプラス材料。馬単(7)→(3)
7R:オウシュウワンダー
最近の安定度目立つ。単騎逃げも十分。馬単(5)→(7)(8)(10)
8R:バチェラー
ここなら先行力を活かしきれる。馬単(11)→(1)(8)(9)
9R:ローランレヴュー
外枠でも行ききれば主導権獲れる。馬単(8)→(3)(4)(7)
11R:コスモパライソ
相手関係きつくなったが、単騎逃げ可能なうちは目が離せない。馬単(1)→(3)(7)(10)