一昨年の年度代表馬オウシュウクラウン(櫻田浩三厩舎)が7日朝(金)、盛岡競馬場の検疫を経て櫻田浩三厩舎へ戻ってきた。昨年6月、あじさい賞後、北海道で長期放牧に出ていましたが、ついに盛岡入り。詳細は後日、報告しますので楽しみにして下さい。
8日(日)メインはJNBシリーズ・岩鷲賞トライアル「第34回早池峰(はやちね)賞」(盛岡・ダート1200m、10頭立て)。この早池峰賞から岩鷲(がんじゅ=岩手山の別称)賞→GIII・クラスターCが岩手古馬オープン短距離路線のヴィクトリーロードとなる。
マンジュデンコウベ、ヤマニンエグザルトが人気を集めるが、ヤマニンエグザルトを主軸視する。前走・あすなろ賞は終始インを追走して直線外に持ち出すと一気に突き抜けて完勝。ウエスタンダッシュが保持していた水沢1900mレコードを31年ぶりに塗り替え、ついに2分の壁を突破した。
レコード駆けの反動が若干気になるものの、一昨年、重賞で実施した早池峰賞(水沢1400m)を優勝。昨年はテンショウボスの2着を確保するなど早池峰賞との相性抜群。まだこの時期の岩手は涼しく、暑い季節が苦手なヤマニンエグザルトにしてみれば何としても早池峰賞は勝っておきたいところだ。
マンジュデンコウベは今季未勝利ながら栗駒賞、シアンモア記念で2着。特に前走・シアンモア記念では優勝馬ノムラリューオーにクビ差まで肉薄し、岩手の意地を見せてくれた。元々折り合い面で難しいところがあり、桐花賞6着凡走はそれが原因。ならば1200mのスピード決戦はむしろ歓迎のはず。
個性が際立っているのがダイワフォーチュン。昨年12月、白嶺賞では今回もコンビを組む草地騎手を背に直線一気を決めて周囲の度肝を抜いた。その時の上がりが35秒8! 芝並みの末脚を駆使した。草地騎手いわく「いい脚を使えるのは一瞬だけ」なら、1200mは打ってつけの舞台。
他にも中央ダート1200mで6勝エイシンボーダン、復活宣言オリエントボス、スピードが通用するかジュリアも侮れず激戦必至だ。
馬単 5=6、5→4、5→8、5→2、6→4
◆注目レース
1R
転入初戦2、3着マルターズマリー、エーシンパンコルト。デビュー2戦3着のチーフヴァージニアとの対決が見もの
馬単 4=2、4=6、2=6
3R
今年デビューだが、1勝2着3回と連対パーフェクトのホウショウルアー。相手に恵まれて2勝目のチャンス
馬単 10→1、10→5、10→2、10→3
4R
ここ3戦の内容が良いエーシンスローイン。盛岡初コースの前回も2着にまとめ、信頼度は高い
4=7、4→5、4→2、4→8
7R
メンバーが楽になったダンスブリッジに勝機。コース適性も盛岡の方が上
3=7、3→2、3→6、3→8
8R
地力アップ明白ダンストンリアルvs目下2連勝中ガイアヴァンテ。これはおもしろい!
10=6
9R
古豪スピードパンチが引き続き元気一杯。対して4歳ミヤノセリカ、アポロハニービーは若さで勝負
6=8、6=9、6→5、6→4
11R
4連勝シルクライムライト、3連勝リバーサイド、2連勝ゲンパチコジーン。さて勝つのは?
1=7、1=4、4=7 勝負は1→7
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