アディアフォーン(牝 栗東・橋口弘次郎 父ダンスインザダーク、母ファレノプシス)
母ファレノプシスは四冠馬ナリタブライアンとほとんど血統構成が同じという良血馬で、桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)を勝った。残念ながらこれまでの繁殖成績は芳しくなく、出走した4頭はいずれも下級条件馬。ただ、ずば抜けた競走能力を誇った名牝なので、一発大物を出す可能性は秘めている。全姉フィーユ(父ダンスインザダーク)は2戦1勝。スタミナを活かすレースで持ち味を発揮しそう。ダートもOK。
スペック(牡 美浦・高市圭二 父マーベラスサンデー、母エビスサンデー)
2代母フドウゴールドは南関東で走り、重賞の戸塚記念、しらさぎ賞を制覇。その半弟カウンテスアップは、岩手、東海、南関東と渡り歩いて通算41戦29勝、川崎記念(3連覇)、東京大賞典、桐花賞、名古屋大賞典など大レースを勝ちまくった。フドウゴールドとカウンテスアップの姉弟は、父こそ違うもののKhaled 3×3という配合構成は同じで、ダート向きのパワーを伝えている。本馬は「マーベラスサンデー×マルゼンスキー」という組み合わせ。母系にNijinskyを持つマーベラスサンデー産駒は成功するパターン。ダートで期待大。
ハッピーパレード(牝 栗東・浅見秀一 父ネオユニヴァース、母メインスルー)
半姉ブリガドーンはフローラS(GIII)3着、京成杯(GIII)3着などの成績がある。本馬の父ネオユニヴァースは今年の新種牡馬で、現役時代は皐月賞とダービーの二冠を制覇した。初年度産駒は好馬体に加えて動きの良さから生産地で人気が高く、活躍が期待される。ヨーロッパ系のスタミナ血脈がしっかりと入った種牡馬なので、本馬のように母系にアメリカのスピード血脈を入れた配合は悪くない。芝向きの中距離タイプ。
ブラストエルサ(牝 美浦・鈴木伸尋 父キングカメハメハ、母ローズオブダイヤ)
母ローズオブダイヤは未勝利馬だが、2代母ダイナアンバーはアンバーシャダイ(天皇賞・春、有馬記念)の全妹で、サクラハゴロモ(サクラバクシンオーの母)の全姉にあたる良血。本馬は新種牡馬キングカメハメハ産駒で、母の父がサンデーサイレンス。注目の配合パターンであり、母系の質もなかなか優秀なので楽しみが大きい。芝向きのマイラー。
レッドリップス(牝 美浦・国枝栄 父フレンチデピュティ、母オレンジブロッサム)
母オレンジブロッサムは現役時代、27戦2勝という下級条件馬だったが、サンスポ賞4歳牝馬特別(GII)など3つの重賞を制したオレンジピールの全妹、札幌3歳S(GIII)を制したメローフルーツの半妹にあたる良血。「フレンチデピュティ×サンデーサイレンス」という組み合わせからは、桜花賞馬レジネッタをはじめ多くの活躍馬が出ている。芝・ダート兼用のマイラー。いかにもPOG向きの確実性と素軽さがセールスポイント。
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