◆6/21 10R・かきつばた賞(オープン・芝2400m)
21日(土)メイン10Rは芝2400mが舞台の「第11回 盛岡タイムス杯かきつばた賞」、10頭立て。
芝は適性重視の傾向がはっきり出ており、有力馬の序列もつけやすい。よって距離が延長されても前哨戦・あじさい賞の再現が濃厚と見て良さそうだ。
そのあじさい賞は盛岡芝1700mで実施され、直線は逃げたサクラエキスプレス、3コーナーからスパートをかけたボスアミーゴの一騎打ち。3着以下は6馬身と大きく離され、ラスト50mでボスアミーゴがアッサリ交わして快勝。
昨年10月末、きんもくせい賞以来の勝利をモノにし、07年最優秀ターフホースの貫禄を見せつけた。盛岡芝2400m戦もそのきんもくせい賞快勝で適性も証明済み。よほどのことがない限り、負けることはまず考えられない。
相手筆頭もサクラエキスプレス。これまで芝で最長距離は2000m(2歳12月のホープフルS・5着)。芝2400mは未知だが、今回もスンナリ先手を取れるメンバー構成に加え、スローの流れになるのは100%間違いなし。常にセーフティリードを保てれば距離克服も大丈夫だろう。
盛岡芝2400mといえばサイレントグリーン。サイレントグリーンといえば盛岡芝2400mの鬼。これが完全に定着しており、事実、同条件【7-2-1-0】と芝の勝ち星がすべて集中するほどのスペシャリストだ。
今年は往時の迫力に陰りが見え始めたのは気がかりだが、冒頭にも記したように芝は何よりも適性重視。見事な復活劇を演じるか、期待を込めて注目してみたい。
順調度で勝るのがクルセイズ。北海道で赤レンガ賞の一戦(5着)を使って再転入初戦を快勝。健在ぶりを誇示してくれた。しかも芝は昨年、格下から挑戦して重賞・OROカップ、きんもくせい賞いずれも4着で適性も問題はない。
あとは長い距離が合うベリーメリーホーク、あじさい賞3着に健闘したコスモアンファングを若干押さえたい。
馬単 1=6、1→7、1→8、1→5
◆レース解説
1R(自信度B)
岩手2戦を連続2着にまとめたマルターズマリーに勝機到来。久々を叩かれたプリモドルチェ、3着返上チーフヴァージニアが相手に有力。
馬単 5=8、5=7、5→2、5→10
2R(自信度B)
芝デビュー戦で2着確保マルブツクリエイタが、ダートでさらに真価発揮。相手が難しいが、同3着センノリンリン、ダートに替わってロスチャイルドキー、スマートスパークル。
馬単 8→1、8→4、8→5、8→7
3R(自信度C)
各馬が一長一短のメンバー。前回は逃げ馬不利の馬場に泣いたマクロトップの巻き返し。格から入るならマルカスティンガー
馬単 7=9、7=6、7=2、7=5
4R(自信度B)
ここでは安定度で一歩リード、モエレジャスティスが主軸。相手は手広くいきたい。
馬単 2=9、2→8、2→5、2→10、2→4
5R(自信度B)
相手が手頃になってウエスタンハイパーが最有力。ここもヒモ捜しが混戦。
馬単 4→5、4→8、4→9、4→7、4→5
6R(自信度A)
タイム比較からナイトステルスが主力に浮上。相手は3頭に絞る。
馬単 10=9、10=8、10=2
7R(自信度C)
1着失格後も2戦連続2着に惜敗クードゥフードルが芝も克服。他の馬も未知数で波乱十分。
馬単 8=2、8=3、8=9、8=5
8R(自信度A)
芝ダートを問わずに毎回勝ち負けコスモスパングルで中心不動。本格化トゥルーオトメにも注目。
馬単 1=2、1→7、1→6、1→9
9R(自信度A)
前回は出遅れて3着マンジュデンツルギが巻き返す。相手もヘライカントリーが有力。
馬単 6=3、6→2、6→9、6→1
11R(自信度A)
中央芝3勝の実績を誇るマイネルモンシェリが中心。相手筆頭は前回芝で3着ロマンボーイ。
馬単 7→3、7→6、7→1、7→9
岩手競馬の情報満載「週刊テシオ情報局」