これまで1200mに実績があった
スマートオリオン(牡5・美浦・
鹿戸雄一)だが、前走のパラダイスS(OP)では初めて1400mで勝ち星を挙げた。前走よりさらに200m距離が延びる今回、どのようなレースを見せてくれるだろう。追い切り後に
鹿戸雄一調教師に話を聞いた。
「元々距離を延ばしてみてはどうかとオーナーとは相談をしていたのですが、前走ちょうど良いタイミングで、東京の芝1400mを使うことができました。折り合いが課題だと思っていましたけど、松岡騎手もうまく乗ってくれましたし、この条件でも折り合って競馬ができました。前走でうまく折り合えましたので、マイルでも大丈夫でしょう。
右回り、左回りどちらともモタれる面がありますので、馬込みで競馬をさせた方が良いとは思いますが、これもさほど問題ない程度です。ある程度の斤量を背負っても大丈夫な馬ではありますが、もう少しハンデは軽いと思っていました。基本的に夏は頑張ってくれる馬ですけど、急に暑くなってきましたし、体調は整えたいと思います。今回は相手が強いので何とも言えませんが、この馬も重賞(
オーシャンS・GIII)で勝っていますし、恥ずかしい競馬はしないと思います」
福島テレビオープン(OP・芝1800m)にも登録があった
アルマディヴァン(牝5・美浦・
高橋文雅)は、
中京記念に駒を進める。
高橋文雅調教師のコメント。
「日曜日(7/19)の追い切りでは抜け出してからフワフワしていましたので、今日はそのあたりを気をつけましたが、しっかりと走れていました。コースは右回りでも左回りでも関係ないと思いますが、左回りの方がこの馬の持ち味を生かせるでしょう。52キロのハンデと今の馬場状態も良いと思います。終いがしっかりしている馬なので、位置取りよりも、脚をためられる競馬ができると良いですね。3走前の
福島牝馬S(GIII・6着)でも不利がなければもう少しやれたと思いますし、力はつけてきています。デキが安定していますし、展開が嵌れば良い競馬ができるでしょう」(取材・写真:佐々木祥恵)