秋の躍動へ、
フーラブライドが満を持して北都で始動する。
天皇賞・春11着後は放牧へ出され、3カ月ぶりの実戦となるが、函館入厩後はWで6本の追い切りを消化。1週前追い切りとなる22日には、5F67秒7-39秒1-12秒9をマーク。木原師は「まだ体にゆとりはある(21日の計量で前走比16キロ増の496キロ)が、今週追って札幌へ輸送すればしっかり仕上がると思います」とそろばんをはじく。
北海道はまだ500万下だった当時、出世への足掛かりをつかんだ地でもある。山本助手は「2年前に函館で使った時はダートでしたが、あそこから馬が急激に力をつけていきましたからね。今年も雰囲気は悪くない。環境が合うんでしょう」と大きくうなずく。
陣営は、ここを使ったあとは放牧を挟んで
京都大賞典(10月12日・京都、芝2400m)で始動し、
エリザベス女王杯(11月15日・京都、芝2200m)へ向かうプランを描く。つまり今回は疲労残りを気にしなくてもいい、目いっぱいの勝負が可能。重賞3勝目を飾り、勝負の秋競馬に備える。
提供:デイリースポーツ