2日、中山競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1800m)は、
蛯名正義騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝150円)
マイネルスパークル(牡2、美浦・柴崎勇厩舎)が、中団追走から直線で2番人気
トウショウシロッコとの叩き合いをハナ差を制して優勝した。勝ちタイムは1分48秒8(良)。同馬は、
父ダンスインザダーク、
母リネンスパーク(
その父ハギノカムイオー)という血統。伯父に87年
東京新聞杯(GIII)勝ち馬
エビスジョウジ(
父ミルジョージ)がいる。デビュー戦(札幌・芝1800m)は、
マツリダゴッホ(牡2、美浦・
国枝栄厩舎)の5着、2戦目(札幌・芝1800m)は、
アドマイヤキッス(牝2、栗東・松田博資厩舎)の2着に敗れており、3戦目での初勝利となった。通算成績3戦1勝。
ダンスインザダーク産駒は、道営所属の
モエレフェンリル(牡2、北海道・
堂山芳則厩舎)が2歳500万下(札幌・芝1200m)を制しているが、
JRAの現2歳世代では初の勝ち上がりとなった。
中山1R・2歳未勝利(ダート1200m)は、
吉田隼人騎手騎乗の1番人気
ジャッキーライオン(牡2、美浦・
堀井雅広厩舎)が、先に抜け出していた3番人気
フジマサリーダーをゴール前で1/2馬身差捕らえて初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分13秒9(良)。同馬は
父マルターズライオン、
母マックスファックス(その父KnownFact)という血統。叔母にシープスヘッドベイH(米G2)などを制し、98年
ジャパンC(GI)に出走(5着)した
マックスジーン(
父Cozzene)がいる。デビュー戦(新潟・ダート1200m)は3着、前走の2歳未勝利(中山・ダート1200m)は2着と好走していた。通算成績4戦1勝。この勝利で
マルターズライオン産駒は、05年
JRA2歳戦初勝利となった。
阪神1R・2歳未勝利(芝1600m)は、生野賢一騎手騎乗の1番人気
フィールドカイザー(牡2、栗東・山内研二厩舎)が、中団追走から徐々に進出し、直線猛然と追い込んできた4番人気
レグルスキッドを1/2馬身抑え優勝した。勝ちタイムは1分36秒9(良)。同馬は
父クロコルージュ、
母シンモーション(
その父ロドリゴデトリアーノ)という血統。叔父に02年
すみれS(OP)など
JRA・3勝の
サスガがいる。デビュー戦(新潟・芝1400m)は
トーヨーエーピー(牡2、美浦・成島英春厩舎)の2着。続く未勝利戦(阪神・芝1600m)は3着だった。通算成績3戦1勝。
クロコルージュ産駒は
JRA現2歳世代初勝利となった。
札幌1R・2歳未勝利(芝1800m)は、藤田伸二騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝130円)
ディープウイング(牡2、栗東・山内研二厩舎)が、2番手追走から直線で抜け出すと3番人気
アグネスヨジゲンに1馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分51秒7(良)。同馬は
父アグネスタキオン、
母ロージーレディー(
その父Danzig)という血統。デビュー戦(札幌・芝1800m)は、勝った
アキノレッドスター(牡2、栗東・
藤岡健一厩舎)から0.2秒差2着、2戦目(札幌・芝1800m)は勝った
スーパーホーネット(牡2、栗東・
矢作芳人厩舎)にアタマ差及ばず2着と惜敗続きだったが、3戦目での初勝利となった。通算成績3戦1勝。新種牡馬
アグネスタキオン産駒は、
JRA現2歳世代で
スペシャルウィークに並ぶ13頭目の勝ち上がりとなった。