GIIIなら負けられない。2番人気に支持された前走の
帝王賞で、
クリノスターオーは
ホッコータルマエから1秒9差の6着に完敗。それでも、陣営にはさほど悲観の色はない。
「レース直後はショックでしたが、初の大井に、初のナイター。それに久々に逃げる形にもなりましたから。今は、いい経験になったと思っています」と中塚助手。しかも、レース中には落鉄のアク
シデントもあったという。力を出し切れなかったのも無理はない。
幸いにも敗戦のダメージはなく、放牧を経て函館入厩後は順調に調整。9日にはWで5F68秒0-13秒1(馬なり)をマークした。「牧場でもしっかりやってもらって、いい状態で出せそうです」と仕上がりに手応えをつかむ。昨年のこのレースは頭差2着。「この1年でたくさん経験しましたからね。自信を持って臨みたいです」と胸を張った。
高橋忠厩舎は2日の
クイーンSを
メイショウスザンナでV。札幌重賞連勝の期待もかかる。「いい流れ。なかなかこんなチャンスはないですし、決めたいですね」。本格化したGIII3勝馬が、今年はきっちりと勝ち切る。
提供:デイリースポーツ