サトノギャラントは2走前に同舞台の
谷川岳Sを快勝。驚異の上がり31秒9を繰り出して改めて能力の高さを印象付けた。続く
安田記念では13着と大敗を喫したが、「前半の追走に苦労して、道中で離されるような形になってしまった。それでも最後は伸びていたからね」と津曲助手に悲観の色は感じられない。1週前追い切りは美浦Wで僚馬に1馬身先着。5F68秒5-12秒8(強め)のタイムで気配は良好だ。「好内容のレースをした舞台に変わるし、いいところを見せてほしい」。相手緩和のGIIIで悲願の重賞Vに挑む。
春は3連勝で重賞制覇を成し遂げた
カフェブリリアント。
ヴィクトリアマイルでは5着に敗れたが、「勝ち馬の後ろで競馬をしたが、どんどん離されてしまいました。それでも能力は見せてくれたと思います」と橋本助手は満足げに振り返る。今回は3カ月ぶりの復帰戦。1週前追い切りは馬なりのまま矢のような伸び脚を見せ、美浦Wで5F69秒9-12秒4をマーク。坂路とコース併用で乗り込まれ、状態面はきっちり仕上がった。「暑さにバテている感じはなく、いい状態で出走できる。あとは牡馬相手でどうかでしょう」。新潟は3勝を挙げる得意舞台。夏に強い牝馬が躍動する。
提供:デイリースポーツ