夏の越後路から夢のクラシックロードへ。
ヒプノティストが大志を胸に
新潟2歳Sに臨む。
6月、東京のデビュー戦では中団でしっかりと折り合い、直線で騎手の
ゴーサインに鋭く反応。上がり3F33秒7の末脚で差し切った。
奥村武師は「落ち着きがあって冷静なところがこの馬の持ち味。実戦でもケイコ通りに走ってくれました」と笑顔を見せる。2着
タニセンビクトリーが次走の未勝利戦を3馬身差で圧勝したことでヒプノの評価はさらに高まった。
前走後はこのレースに照準を定め、順調に調整を続けている。19日の美浦Wでは柴田善を背に
カシマシンセイ(6歳障害オープン)を5馬身追走し、5F67秒7-37秒8-12秒4を計時。馬なりで1馬身先着を決め「余裕のある動きはさすがですね。騎手も褒めていました」と指揮官がうなずくと、鞍上は「加速もフットワークもいい。ここまでいい感じにきているよ」と表情は明るかった。
一昨年優勝の
ハープスターはのちに
桜花賞を、同2着の
イスラボニータは
皐月賞を制した。クラシックの登竜門として注目を集める一戦。まずはここを突破し、来春に夢をつなげる。
提供:デイリースポーツ