シャープな動きで好調をアピールした。無傷3連勝でのタイトル獲得を目指す
シュウジは、小牧(レースは岩田)がまたがり栗東坂路で
キタサンウンゲツ(4歳500万下)と併せ馬。雨で重い馬場をモノともせず、序盤からスピードに乗る。僚馬と鼻面を合わせて駆け上がると、最後まで手綱は持ったままで4F53秒0-39秒3-13秒1をマークした。
楽な手応えのまま併入し、橋口弘師は「しっかりした動き。もともと攻めは動くしね」と合格点を与える。初の6F戦にも「千二の方が乗りやすいだろう。(流れに)乗って行けるだけのスピードと
パワーを兼ね備えているから」と力強い。
毎年、夏は小倉を主戦場としてきた宮崎県出身の師も、来年2月末で定年。夏の小倉重賞への参戦は最後となる。小倉2歳S(旧小倉3歳S)は過去に86年
サンキンハヤテ、98年
コウエイロマンと2度制覇。「ロマンは牝馬だったが、ひ弱さのかけらもなかったね」と懐かしむ。その17年前と同じデビュー2連勝中の素質馬で、自身3度目のVを狙う。
「ぶざまな競馬はしないと思う。体調が悪ければ別だけど、しっかり維持できているのが分かったからね」。先週、地方&海外を含めて通算1000勝を達成した名伯楽が、思い出の地で
JRA重賞96勝目をつかみ獲る。
提供:デイリースポーツ