22日、92年AJCC(GII)など重賞2勝を挙げた
トウショウファルコ(牡19)が、21日に死亡したことが
JRAから発表された。
トウショウファルコは、
父グリーングラス、
母カメリアトウショウ (
その父ハンザダンサー)という血統。牝系は
トウショウボーイ(76年
皐月賞、
有馬記念)などを輩出した
ソシアルバターフライの一族となる。89年2月にデビュー。やや出世が遅れたものの、重賞初挑戦となった91年7月の
七夕賞(GIII)を3着と好走した後は、OPクラスのレースで安定した成績を残していた。92年
金杯・東(GIII)で重賞初制覇、続くAJCC(GII)も制して重賞連勝を飾るも、その後裂蹄を発症し約10ヶ月の休養に入っている。同年11月の
天皇賞・秋(GI)で戦列に復帰するも15着と大敗、同レースを最後に現役を引退していた。三白流星、尾花栗毛という姿から人気を博し、現役引退後は93年9月から99年9月まで東京競馬場で誘導馬を務め、その後は根岸競馬記念公苑に繋養されていた。通算成績31戦8勝(重賞2勝)。
なお、27日(木)13時30分より根岸競馬記念公苑馬坂の馬頭観音前において、同馬のお別れの会を行う予定。
※詳しくは馬と競馬の博物館ホームページ(http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/top.html)でご確認ください。