23日、東京競馬場で行われた3R・2歳未勝利(芝1600m)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気ブラックシャドウ(牡2、美浦・田中清隆厩舎)が、2番手追走から直線で抜け出すと、直線で中団から脚を伸ばした2番人気レイザストレングスに2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分35秒4(良)。同馬は、父が新種牡馬アドマイヤボス、母トーヨーラクーン(その父Green Desert)という血統。デビュー戦(新潟・芝1400m)は、勝ったショウナンタキオン(牡2、美浦・上原博之厩舎)から0.3秒差の2着に敗れており、2戦目での初勝利。通算成績2戦1勝。新種牡馬アドマイヤボス産駒は、JRA現2歳世代でアリババシチー(牡2、栗東・田中章博厩舎)、アドマイヤスバル(牡2、栗東・中尾秀正厩舎)に続く3頭目の勝ち上がりとなった。

　東京2R・2歳未勝利(芝1400m)は、蛯名正義騎手騎乗の5番人気ブルーパピヨン(牡2、美浦・佐々木亜良厩舎)が、好位追走から直線で抜け出すと、直線で後方から脚を伸ばした8番人気アッパレムスメの追撃を3/4馬身凌いで優勝した。勝ちタイムは1分24秒0(良)。同馬は、父サニーブライアン、母ハウンドトゥース(その父トウホーカムリ)という血統。デビュー戦(中山・芝1600m)は3着に敗れており、2戦目での初勝利。通算成績2戦1勝。サニーブライアン産駒は、JRA現2歳世代でサンアントニオ(牡2、栗東・湯浅三郎厩舎)に続く2頭目の勝ち上がりとなった。

　東京1R・2歳未勝利(ダート1300m)は、蛯名正義騎手騎乗の3番人気チャームダンス(牝2、美浦・伊藤圭三厩舎)が、好位追走から抜け出すと、中団から脚を伸ばした圧倒的1番人気(単勝130円)メジロファルカルに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分21秒0(良)。同馬は、父アフリート、母ダンシングゴッデス(その父Nijinsky)という血統。半姉に、今月1日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「ファイト」に出演したサイゴウジョンコ(競走名ダンスアワルツ、父ミシル)。甥には、01年札幌記念(GII)など重賞4勝を挙げ、現在ブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬として繋養されているエアエミネム(父デインヒル)や98年ステイヤーズS(GII)2着のアラバンサ(父El Gran Senor)がいる。1日に迎えたデビュー戦(中山・ダート1200m)は5着に敗れており、2戦目での初勝利となった。通算成績2戦1勝。アフリート産駒は、JRA現2歳世代でバンブーエール(牡2、栗東・安達昭夫厩舎)、ケイアイテイメント(牡2、栗東・秋山雅一厩舎)に続く3頭目の勝ち上がりとなった。