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キタサンブラック清水師「仕上がりは100に近い」/菊花賞共同会見

  • 2015年10月21日(水) 18時59分
キタサンブラックを管理する清水久詞調教師
――今朝の調教の指示と印象を教えてください
清水 特に細かい指示はしていません。「6ハロンから前に馬を置いて追いかける形で。直線は併せ馬で反応だけ見てください」とお願いしました。動きについては言うことないですね。

――3000mを意識した馬づくりをされたのでしょうか?
清水 多少は取り入れてはいますけども、あまり大きく変わったことはせずにこの馬の調整でやってきました。

――“多少”について具体的に教えてください
清水 長め長めをゆっくり乗るということではないでしょうか。

――大型馬ですが、仕上げの難しさは?
清水 確かに前回は休み明けなので、なかなか春先のいい頃には戻らなかったですね。

――前走のセントライト記念を振り返ってください
清水 良く頑張ってくれましたね。デキとしては100には程遠かったので、これを無事に終えて次、と考えていました。その中であの結果でした。

――今回は100に近づきましたか?
清水 そうですね。1回使って普段の行きっぷりも変わりましたし。(北村)ジョッキーも追い切りの内容がセントライトの時とは違うと言っているので。ほぼ100に近いと思います。

――改めてこの馬の強みは?
清水 競馬でも調教でもひっかかったことがないです。普段は扱いやすいので体力の消耗がないですね。

――距離が3000mに延びるという点は?
清水 持ってくれると信じています。ひっかかる心配はないので大丈夫かな、と思ってるんですけど。

――馬体重はどのような感じでしょう?
清水 大体前回くらいになると思います。

――これは成長分ですか?
清水 はい。

――今回、距離が延びます。レースのプランは?
清水 いきなり下りもありますし、枠順にも大きく左右されると思いますけど。そこはもう、細かいことを言わずにジョッキーに任せます。

――ある程度、前からという展開になりそうでしょうか?
清水 どうでしょうね。もうそこは余計なことは言わないです。

――清水師自身のGI初制覇という夢もありますね。
清水 まぁ、いつかは勝ちたいですし。すごくチャンスはあると思っています。悔いのない仕上げでいこうと思っています。

――オーナーからはどのような言葉をかけられましたか?
清水 いつもどおりです。「調子はどうですか?よろしくな」という感じです。全て任せてくれています。

――ファンの皆さんに一言
清水 三冠全部に出れるような馬に巡り合えました。騒がれていますけど、僕もぜひ歌っていただきたいと思っていますので。頑張りたいですね。(注:北島オーナーはキタサンブラックがGIを勝ったら表彰式で代表曲「まつり」を歌うと公言している)

(取材・写真:花岡貴子)

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