門別競馬場(天候:晴 馬場:やや重)でダート
グレード競走の第42回
北海道2歳優駿(第10競走・2歳オープン・JpnIII・ダート1800m・1着賞金2000万円)が10頭によって行われた。
好スタートを見せた5番人気の北海道の
タイニーダンサーが1コーナーでハナに立ち、これに外から単勝1.9倍の1番人気となった
JRAの
エネスクや4番人気の北海道の
タービランスが競りかけて行って、向正面では
エネスクが先頭に立った。2番手に
タービランスとなって、
タイニーダンサーは3番手に控えた。前3頭の直後に8番人気の北海道の
スティールキングや2番人気の
JRAの
ナンヨーファミユ、外に3番人気の
JRAの
キョウエイギアがつけ、その後ろに
JRAの
マイネルアトゥーが続いた。
3コーナーを回って
キョウエイギアが動いて逃げる
エネスクを捕まえに出て、さらに
スティールキングも並びかけて4コーナーでは3頭が並んだ。
タイニーダンサーは前3頭の直後の4番手となった、直線では3頭の追い比べとなり、残り100メートルを過ぎて
スティールキングが先頭に立ったところで外から
タイニーダンサーが襲いかかり、最後は差し切って
スティールキングにクビの差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分55秒7。勝利騎手は北海道の
桑村真明。
エネスクは2馬身差の3着となり、
キョウエイギアが4着で5着はマイネルアトゥ。
ナンヨーファミユは見せ場なく6着となり、
タービランスは3コーナー過ぎから下がっていって10着に終わった。
タイニーダンサーは、
父サウスヴィグラス、
母キハク(母の
父アサティス)という血統の牝2歳鹿毛馬。北海道の
角川秀樹厩舎の管理馬。5月のデビュー戦を勝利で飾ったあと、2戦目のウィナーズチャレンジでは2着となったが6月の
栄冠賞を制して重賞初制覇。その後
JRAの函館2歳ステークスに挑戦して4着。9月の
リリーカップを制して重賞2勝目をあげると前走の交流重賞の
エーデルワイス賞では
JRA勢を相手にみごとに勝利をおさめ、さらに今回の勝利で重賞は4勝目となった。通算成績は8戦5勝(
中央競馬では1戦未勝利)。
ラジオNIKKEI