マイルCS(GI・芝1600m)に出走予定の
イスラボニータ、
ロゴタイプ、
ケイアイエレガントの追い切りが、美浦トレーニングセンターで行われた。各騎手の追い切り後のコメント。
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イスラボニータ(牡4・美浦・栗田博憲)について、
蛯名正義騎手
「今日もこの馬らしい追い切りでした。長期休み明けを挟んで使いながら少しずつ良くなってきている感じですが、秋シーズンの中では今回が1番良い動きでした。マイルにも当然対応できると思いますし、この馬の力を出せれば良い競馬をしてくれるでしょう」
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ロゴタイプ(牡5・美浦・
田中剛)について、
浜中俊騎手「スタートが上手で好位でうまく立ち回る印象がありますので、マイルでも問題ないと思います。
皐月賞では強い勝ち方をしていましたし、その後は勝ち星から遠ざかっているようですが、差はさほどないでしょう。うまく噛み合えばチャンスはあると思います。
今日は先生からの指示で、ラスト1ハロンの動きを確認する程度という内容でした。操作性を確かめたり、馬の後ろで我慢できるかを試しましたが、乗りやすくてイメージ通りでした。状態も良いと思います。あとは良馬場でやれれば良いですね。先週の京都は雨の影響で外差しが決まる馬場でしたが、今週馬場が乾いてどれだけグリップが戻るかだと思います」
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ケイアイエレガント(牝6・美浦・尾形充弘)について、
吉田豊騎手「前走(
府中牝馬S・GII・9着)は
ミナレットが行くと思っていましたし、内枠で包まれるのが嫌でしたので、出して行って2番手くらいで競馬をしようと考えていました。けれども
ミナレットが逃げませんでしたし、それならあそこまで出して行かなくても良かったかなと思います。ハナに行くとフワフワ走って直線でもう1回脚を使うというタイプですが、前走はずっと気が入っていた状態で走ってしまいましたから。
先生からは仕上がっていると聞いていましたし、輸送もありますので、今日は感触を確かめる程度の追い切りでした。春先に追い切りに乗せてもらった時はダクも踏めない感じでしたが、今回はほぐれていますし、気合いも乗っています。前走同様、馬の雰囲気は良いですね。
距離短縮は良いと思いますし、メンバーは強くなりますけどこの馬の競馬をしたいです。一瞬の切れ味があるタイプではないので、包まれずに広いところを走らせたいですね。まだ先生と相談はしていませんが、前めの位置で競馬をすることになると思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)