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菊花賞馬ナリタトップロード急死

  • 2005年11月07日(月) 14時30分
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 7日早朝、99年菊花賞(GI)など重賞7勝を挙げたナリタトップロード(牡9、父サッカーボーイ、門別・佐々木牧場生産)が、繋養先の社台スタリオンステーションで膀胱結石に由来する急性心不全のために死亡した。

 ナリタトップロードは、父サッカーボーイ母フローラルマジック(その父Affirmed)という血統。98年12月に栗東・沖芳夫厩舎からデビュー。2戦目に勝ち上がると2月のきさらぎ賞(GIII)で重賞初制覇を飾り、弥生賞(GII)ではアドマイヤベガを一蹴。皐月賞(GI)ではテイエムオペラオーのクビ、ハナ差の3着に敗れ、続く日本ダービー(GI)では1番人気に支持されるもアドマイヤベガにクビ差及ばず2着と、あと一歩のところで栄冠を逃したが、最後の1冠となった菊花賞に快勝。テイエムオペラオーアドマイヤベガと形成した“3強”で1冠ずつクラシックを分け合った。その後も重賞戦線で息の長い活躍を見せ、01年阪神大賞典(GII・芝3000m)では、勝ちタイム3分02秒5というJRAレコードで8馬身差圧勝。02年も同レース連覇を果たし、同年の天皇賞・春(GI)では3年連続3着に入るなど、堅実な走りでターフを沸かせていた。通算成績30戦8勝(重賞7勝)。

 同馬は、02年有馬記念(GI)4着を最後に種牡馬となって以来、初年度には131頭、昨年95頭、今年は85頭に配合し高い人気を誇っていた。初年度産駒は、04年セレクトセールにてマリスターIIの2004が2000万円で落札されるなど、デビューを来春に控えた矢先の訃報だった。産駒はわずか3世代となる。同い年のダービー馬アドマイヤベガも、昨年10月に偶発性胃破裂で急死しており、3強のうち2頭が早くも亡くなってしまった。

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