“世紀の大出遅れ”でブービー15着と大敗した悪夢の
宝塚記念から、約5カ月が経過。記憶と記録に残る“怪物”
ゴールドシップが待望の復帰戦を迎える。月曜朝は、栗東坂路で調整。力強い脚さばきで、4F61秒4-14秒4と軽くしまいを伸ばした。北村助手は「順調ですね。いつも以上に馬場にも入れていますし、もう1カ月以上は厩舎にいますからね。息遣いも心配していません」と言い切った。
前日には、
ジャパンC出走を想定し、左回りとなる栗東CWでキャンター調整も行った。「久々の左回りになりますからね。秋初戦。頑張ってほしいですね」と期待を込めた。
前走後は10月22日の発走調教再審査を一発でパスし、18日の1週前追い切りは横山典を背に栗東坂路で4F51秒3-12秒3(一杯)。「自分の思う“普通に走る”ということに近づいている」と主戦も手応えをつかむ。
勝てば歴代最多タイの
JRA・GI7勝目で、
JRA重賞勝利数でも歴代最多の12勝に並ぶ。既に年内での引退、来春からの種牡馬入りも決定。復帰戦で歴史的な快挙に挑む。
提供:デイリースポーツ