みやこSで重賞初挑戦初勝利を飾った
ロワジャルダン。7番人気と低評価ながらも、ゴール前のたたき合いで
カゼノコ、
ローマンレジェンドをねじ伏せたのだから立派だ。戸田師は「騎手(浜中)がうまく乗ってくれた」。鮮やかなイン強襲を決めた鞍上を褒めたが、この馬自身の力がなければできない芸当だった。
レース後はすぐに
チャンピオンズCを目標に乗り込みを開始。疲れを見せることもなく、11月26日の美浦Pでの1週前追い切りは3頭併せで最先着を決めた。29日にもWで4Fから時計を出すほどの充実ぶりだ。調教担当の佐々木助手は「こちらのメニュー通りに調整が進んでいる。前走後、動きがピリッとしてきたようだ」と目を細める。
デビュー2戦目に芝を使って9着に敗れた後は一貫してダート路線を歩んできた。これまでダートでは10戦6勝の安定感を誇り、まだ底を見せていない。
今回はGIで実績馬がズラリとそろったが、勢いなら引けを取らない。佐々木助手は「コース、距離ともに問題ない。ジョッキーもこの馬の癖をつかんでくれたはず。輸送はあるが、少しぐらいなら馬体が減っても大丈夫。一発狙っている」と堂々の大駆け宣言だ。
提供:デイリースポーツ