29日、
大井競馬場で第61回
東京大賞典(GI・3歳上・ダ2000m・1着賞金8000万円)が行われ、中団でレースを進めた
大野拓弥騎手騎乗の3番人気
サウンドトゥルー(セ5、美浦・
高木登厩舎)が、直線で外から脚を伸ばして、2番手追走から一旦は抜け出した1番人気
ホッコータルマエ(牡6、栗東・西浦勝一厩舎)を捕らえ、これに1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分3秒0(良)。
さらに6馬身差の3着には、これで引退となる6番人気
ワンダーアキュート(牡9、栗東・佐藤正雄厩舎)が入った。なお、道中逃げた2番人気
コパノリッキー(牡5、栗東・
村山明厩舎)は
ワンダーアキュートとクビ差の4着に終わった。
勝った
サウンドトゥルーは、
父フレンチデピュティ、
母キョウエイトルース、
その父フジキセキという血統。本レース連覇の王者
ホッコータルマエを見事に下し、初めてのGI制覇を果たした。
【勝ち馬プロフィール】
◆
サウンドトゥルー(セ5)
騎手:
大野拓弥厩舎:美浦・
高木登父:フレンチデピュティ母:キョウエイトルース母父:フジキセキ馬主:山田弘
生産者:岡田スタッド
通算成績:32戦8勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2015年
日本テレビ盃(GII)
【
大野拓弥騎手のコメント】
一戦一戦強くなっていて、(年間)最後の
東京大賞典を勝って締めくくれて良かったです。
(道中は)展開は向いていると思っていましたが、思ったよりペースが速くて追走に苦労しました。手応えも十分ではなかったのですが、気合いをつけると食らいついていく姿勢を見せてくれましたので、いけるかなと思いました。相手(
ホッコータルマエ)もさすがにGIを何勝もしている馬だけに接戦になりましたが、勝てて良かったです。