昨年の全国リーディング・コンビが開幕ダッシュを決める。
ネオリアリズムの最終リハは、美浦Wで僚馬
レーヴァテイン(3歳新馬)を2馬身追走する形でスタート。抜群の手応えで直線に入ると、活気十分なフットワークを披露し、馬体を並べて
フィニッシュラインを通過した。
4F56秒6-41秒6-13秒0のタイムに、橋本助手は「変速日程なので、いつもの直前と比べると軽めの調整ですが、順調です」とうなずく。昨年末(31日)の美浦Wで5F69秒8-12秒7を計時しており、仕上げに抜かりはない。「きちんと折り合えれば、しまいはいい脚を使える。相手は強くなりますが、ハンデ戦ということもあるので、期待しています」と手応えを口にした。
手綱を取る戸崎圭は80年生まれの年男。昨年は
JRAで130勝(GI2勝を含む重賞7勝)を挙げ、2年連続でリーディングを獲得した。「リーディングは連続で取ってこそ意味があると思っていたので、年の初めから狙っていました。もちろん、一人ではできないことだし、ファンや関係者に感謝の気持ちでいっぱいです」と満足そう。
5戦ぶりのコンビに「折り合いが重要な馬ですが、自分と違う騎手が乗った時にリズム良く走れていて“さすが”と思いました。自分にとって勉強になったし、久々の騎乗で、どう乗れるか楽しみにしています」と期待する。初の全国リーディングを獲得したトレーナーとともに、新春の中山で初笑いといく。
提供:デイリースポーツ