午前7時の馬場開場時には氷点下2度まで冷え込んだ美浦トレセン。約1時間後に南馬場へ登場した
ロワジャルダンは、入念にウ
オーミングアップしてから
カウウェラ(6歳障害オープン)を伴って美浦Wへ移動した。5Fで2馬身追走の形から直線は内へ進路を取る。気合をつけられると、地力が違うとばかりに1馬身先着を決めた。
時計自体は5F69秒1-39秒7-12秒8とあまり目立たないが、戸田師は「中京への輸送があるし、先週も結構やっているので」と冷静に説明する。「GIを使ったあとの割には疲れもなく順調。コンスタントに乗り込んでいる」と体調面に不安は感じられない。
長期休養を経て昨年2月に復帰すると、とんとん拍子に4勝を記録。
みやこSで待望のタイトルを獲得し、続く前走の
チャンピオンズCでも小差4着に奮闘した。GIでも互角に戦えることを実証してみせたが、
フェブラリーS(2月21日・東京、ダート1600m)参戦に対するこだわりはないという。
「芝ならレースはたくさんあるが、ダートは油断していると除外になる。どこでも出られるように(今年の)前半戦は手堅く賞金を加算していかないと。地道にGII、GIIIを使っていきたい」。
陣営が春の最大目標に見据えるのは
帝王賞(6月29日・大井、ダート2000m)。首尾良く
JRA代表馬に選ばれるように、まずは今回の一戦をきっちりものにしたい。「暮れに
チャンピオンズC(12月4日・中京、ダート1800m)で勝ち負けできるように、今年の初戦をしっかりとね」。夢が膨らむ走りを期待している。
提供:デイリースポーツ