幾多の名馬を輩出してきた京都10R・
若駒S(芝2000m)は、昨秋のデビュー戦以来となった1番人気
マカヒキ(栗東・友道)が、メンバー最速となる上がり3F32秒6の切れ味を発揮して2連勝を達成。中団から鮮やかに差し切る危なげないレースぶりで、改めて能力の高さを示した。勝ちタイムは2分2秒4。1馬身1/4差の2着は逃げて見せ場をつくった5番人気の
ノーブルマーズ。さらに2馬身差の3着には3番人気の
ブラックスピネルが入った。
父ディープインパクトと同じ勝負服の素質馬が、無傷で出世レースを突破。ペースや馬場差はあるものの、上がり3Fのタイムは、父が05年に衝撃的なVを決めた時の同33秒6を1秒も上回った。
ルメールは「強かった。乗りやすいし、距離もちょうどいいね。ス
トライドが大きくて、瞬発力が長く続く。何も言うことはないね」と大絶賛。友道師も「最初はイレ込んでいたけど、すぐに落ち着いた。安心して見ていられたね」と笑顔だった。今後については白紙としたが、重賞2勝馬
ウリウリを全姉に持つ期待馬が出世街道を歩みだしたのは間違いない。
提供:デイリースポーツ