文句なしの動きを披露した。
モーニンは朝一番の栗東坂路で僚馬
ニューダイナスティ(7歳オープン)を3馬身ほど追走する形で発進。余力残しの手応えのまま、尻上がりにラップを推移させて刻んだタイムは4F52秒1-37秒6-12秒0。堂々の3馬身先着を決めた。
「早めに動き過ぎると、相手を置き去りにしてしまう。そうしたら(速い)時計は出ただろうが、それは必要ない。できるだけ並ぶ時間を取りたかった」と古川助手は追いだすタイミングを計ることに集中。もくろみ通りの追い切りがかなった。
体を絞りにくい冬場でも大型馬が首尾良く仕上がったのには幸運もあった。20日、栗東を襲った雪も
モーニンはかいくぐっていた。「この馬は朝一番に馬場に出て、予定通り調教を消化できた。ラッキーだった」と振り返る。
重賞初挑戦となった前走の
武蔵野Sで3着に敗れ、デビューからの連勝は4でストップ。それでも陣営に悲観の色はない。今度こそタイトルを獲得し、
フェブラリーS(2月21日・東京、ダート1600m)へ弾みをつける。
提供:デイリースポーツ