川崎競馬場で牝馬限定の交流重賞=第62回
エンプレス杯(JpnII・2100m)が行われ、1番人気の
アムールブリエ(
JRA・牝5)が2番手から抜け出して連覇を達成した。鞍上は
武豊騎手。2着は
JRAの
ヴィータアレグリア(牝5)、3着は
JRAの
ティンバレス(牝4)。5着まで
JRA勢が独占した。
アムールブリエは
父Smart Strike、母heavenly
Romance、母の父Sunday Silenceと言う血統の牝5歳。
松永幹夫厩舎の管理馬。通算成績19戦8勝。重賞は4勝目。
◆レース後の関係者のコメント
・1着
アムールブリエ 武豊騎手「圧倒的な1番人気だったので、勝ててホッとしています。自信があるというよりも、負けたらどうしようと思っていました。久しぶりに乗りましたが、ずいぶん馬が立派で、力強くなりました。ある程度前で競馬をしようと思っていましたが、スタートが良くなかったので、ポジションを取りに行ってレースをしました。
乗りやすい馬で、いいポジションを取れましたし、あとは後ろと前の両方を気にしながら乗っていました。手応えが良かったので、追い出すタイミングだけ間違えないよう気をつけました。4コーナーはいい感じで回って来られたので、ほぼ大丈夫だろうと思いましたが、着差以上に強かったです。ダートでは安定して走りますし、牝馬限定だと抜けています。前走でも上位に来ていたので、十分やれると思っていました。明日の藤田菜七子ちゃんもよろしくお願いします」
・
松永幹夫調教師
「嬉しいです。状態が良かったので、力を出せて良かったです。実績はありましたが、レースでは何が起きるか分からないので、油断できないと思っていました。
比較的、状態の良し悪しの波がないので、調整がしやすいです。前走後も順調に来ていました。いいスタートを切って、前の流れも落ち着いていたので、いいところに付けられました。逃げている馬は楽で、後ろも伸びているので、最後はどうかと思いましたが、底力で勝ってくれました。
最近は惨敗がなく、力を出してくれています。今日は牝馬限定なので、強い牡馬と戦ってどこまでやれるかが今後の課題です。今後はドバイには向かわず、
帝王賞に行きたいです。去年は結果を出せなかったJBCにも、もう一回チャレンジしたいです」
・2着
ヴィータアレグリア 戸崎騎手
「初めて乗りましたが、調子が良いと思いました。どんな競馬でも対応できます。距離も大丈夫でした。器用で、レースセンスがあります」
・5着
タマノブリュネット 田辺騎手
「どれを負かそうかと構えていましたが、どれも負かせませんでした。馬場が乾いているので、前で決まるだろうと思いましたが、好位を取るような馬ではないので、この馬の競馬をしようと調教師とは話していました。しかし、今日は噛み合いませんでした」
(取材 米田元気)
ラジオNIKKEI