エアスピネルは栗東坂路で併せ馬。1週前に栗東坂路で自己ベストタイとなる4F50秒8を計時しているため、予定通り、反応を確かめる程度の登坂。僚馬を前に見る形で駆け上がり、しっかりと先着してみせた。全体時計は4F53秒4-39秒0-12秒1。伸びは上々だ。
「負担をかけない調整を選択しました。弥生賞に向けてという意味では、10割の仕上がり。そこから次のレースにつないで行きたいですね」と笹田師は説明。前走後は早い段階で始動戦をここに定めた。「どういう競馬をしてくれるか楽しみ」と逆転の構図を描く。
まだ幼さも残すが、ゲートに入れば競馬に集中できる、というのがセールスポイント。「しっかりと折り合いがつく。レースセンスは持って生まれたもの」と指揮官。初めての長距離輸送にも「そういうことに左右されるタイプではないでしょう」と不安を打ち消した。
モーゼスは美浦坂路で単走。馬なりで軽快なフットワークを見せた。4F56秒2-39秒9-12秒5。「状態はいい。2000mも大丈夫だが、今回は
シャララという速い馬が1頭いるので」と大江原師は同型を警戒する。「抑えて味のある馬ではないが、新馬戦は2番手で折り合って勝った。抑える必要のない2、3番手なら問題ない」と話した。
提供:デイリースポーツ