しぼんだ夢は、もう一度花開くのか。
ルージュバックが今季初戦にここをチョイスした。
思えば昨年の今頃は無敵の雰囲気だった。新馬-
百日草特別を桁違いの強さで勝つと、
きさらぎ賞では牡馬を一蹴。「牝馬2冠を勝って秋は
凱旋門賞へ」という壮大なプランが描かれていた。
だが、
桜花賞は後方でもがき苦しみ9着。
オークスは最後の最後、
ミッキークイーンに差されて2着に終わった。
札幌記念に
凱旋門賞行きをかけて臨むはずだったが、熱発で出走回避と暗転。秋も
エリザベス女王杯4着、
有馬記念は10着と無冠に終わった。
その後はノーザン
ファーム天栄に放牧、立て直しを図った。大竹師は「いいと思いますよ。見た目も元気。いつも通りで特に変わったところはない」と帰厩後の状態に胸を張る。「もともと古馬になってから、と思っていた馬。
ヴィクトリアマイル(5月15日・東京、芝1600m)へ向けて結果を出し、実りある一年にしたい」と決意表明した。
デビュー戦からコンビを組む戸崎圭は「GIを勝たせなくてはいけない馬」と言い続けてきた。牝馬限定戦のGIII。力の違いを見せたいところだ。
提供:デイリースポーツ