9日(水)、雨の
船橋競馬場(馬場状態:不良)で行われた第61回
ダイオライト記念(JpnII・2400m・12頭)は、久々、骨折明けの実戦となった1番人気の
クリソライト(
武豊騎手)が、スタート直後から押して先頭に立ってそのまま逃げ切り、去年の
ダイオライト記念以来、1年ぶりの勝利で連覇を達成した。3番人気の
クリノスターオーが1馬身半差の2着。さらに5馬身離れた3着に、5番人気の大井の
ユーロビートが入って地方馬最先着を果たした。4番人気の
マイネルバイカは5着、2番人気の
ストロングサウザーは6着に終った。
払い戻しは単勝130円、馬複370円、馬単490円、3連複1280円、3連単3290円。
勝った
クリソライトは
父ゴールドアリュール母クリソプレーズ(
その父エルコンドルパサー)の牡6歳鹿毛馬、栗東・音無秀孝厩舎の管理馬。通算成績26戦7勝、重賞は13年
ジャパンダートダービー(JpnI)、14年
日本テレビ盃(JpnII)、15年
ダイオライト記念(JpnII)に続く4勝目となった。
~レース後のコメント~
1着
クリソライト(
武豊騎手)
「先週に続いていい馬に乗せていただき、プレッシャーはありましたがホッとしています。内枠でしたから中途半端に行くより先手を取ろうと思いました。骨折明けでもいい状態に仕上げられていて、速いペースでもがんばってくれました。また一緒に勝てればいいですね」
(音無秀孝調教師)
「展開は決めておらず、
武豊騎手が臨機応変に乗ってくれました。休み明けでしたが、稽古で仕上がってくれるタイプで、いい仕上がりでした。この後のことは白紙で、オーナーと馬と相談します。次に使うとすれば
JRAの重賞で、
帝王賞が目標ですね」
2着
クリノスターオー(
幸英明騎手)
「負けはしましたが、この馬らしさを出せました。今日はゲートから反応が良くなっていました。一瞬、逃げ馬の砂が飛んできた時に離されましたが、最後は差を詰めてくれました」
3着
ユーロビート(
吉原寛人騎手)
「よくがんばりました。レースはああいう形になると思っていました。3コーナーから速くなって馬が気分良く走っていました。気分が乗ってから追い出すとがんばる馬です。いい形で進められました。初の船橋も対応してくれました。道悪もこなしてくれました」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI