スノードラゴン(牡8・美浦・
高木登)の追い切り後に、管理する高木調教師と
大野拓弥騎手の共同記者会見が行われた。
■高木調教師
(1年3か月振りの
オーシャンSの3着を振り返って)
「馬はだいぶできてきたと思っていたのですけど、さすがに長くあいていましたので、その辺が少し心配でした」
(実際のレース振りは?)
「パドックは随分落ち着いていましたが、返し馬ではだいぶピリッとしていたので、これなら何とかなるとレースを見ていました」
(レースを終えて)
「十分次に繋がるレースをしてくれましたし、思った以上に反応してくれて良かったです」
(1回使って変わった点は?)
「だいぶ気合いが乗ってきましたね」
(前走後の調整は?)
「長期休養明けで走ったので、2、3日は疲れを取ってあげました。反動が心配でしたが、問題なく調整できています」
(坂路での最終追い切りの感触は?)
「1回使った分、反応も良くなっていますし、動きも良くなっていますね」
(大野騎手とはどんな話を?)
「先週で馬もできていましたし、馬場が先週よりだいぶ軽くなっていましたから、時計的には少し速くなるかなという感じで思い通りの調教でした」
(坂路で追い切る理由は?)
「元々坂路だったのですが、トモに問題が起きて坂路を控えて平地のコースで追い切った時期があり、成績も伴わなかったので、坂路に替えてビシッとやってみたら結果が伴ってきました。この馬には坂路が合っているのかなと思います」
(体が柔らかくなった印象を受けるが?)
「使い込んでいない分、フットワークは大きくなりました。8歳ですが、馬に硬さがなくなり柔らかくなって良い状態だと思います」
(一昨年2着の時は不良馬場だったが?)
「中京ならと正直思っていますし、あのような馬場の方が合っていますね」
(週末は一昨年ほどの馬場にはなりそうにないが?)
「でもそんなに猛時計の出る馬場でもないですし、この馬には合っているコースだと思います。頑張りたいです」
(ダートも含めて左回りの実績については?)
「特に右、左は関係ないのですけど、追い込みなので東京などを狙って使っていった分はあると思います」
(今回も追い込む形に?)
「そのような持ち味で伸びてきた馬なので、自分の
スタイルは守っていきたいです」
(最後に意気込みを)
「長期休養明けて1回叩いて、馬の状態も上がってきています。良い状態でGIを迎えられていますので、応援よろしくお願い致します」
■大野騎手
(最終追い切りの感触は?)
「すごく順調に来ています」
(長期休養明けの前走について)
「思った以上に良く走ってくれました。長いブランクは気になっていましたけど、本当に予想以上でした」
(1回使って変わった点は?)
「
オーシャンSの前はトモの踏ん張りが少し物足りなかったのですけど、1度使ってトモの感じも良くなりましたし、全体的に良い走りができてきています。追い切りも、本当に良い動きでした」
(一昨年のこのレースで2着になっているが、中京コースは?)
「中京の馬場は合っていると思いますし、3週目で
スノードラゴンに向いているかなと思います。右回りでも大丈夫だと思いますけど、左回りでGIを勝っているので、その点は良いでしょう」
(相手関係について)
「GIですし、強い馬が揃いましたね」
(位置取りなど、どのような競馬を?)
「枠を見たり、当日の馬場状態を見たり、レース直前まで作戦を練っていきたいです」
(希望の枠は?)
「ないです。どこでも大丈夫です」
(週末の天気予報では一昨年の不良馬場とは違う馬場状態になりそうだが?)
「先週くらいの馬場でできれば1番良かったのですが、前走で速い時計にも対応できたのは良かったですし、心配してないです。道中のリズムの取り方が良かったので、速い時計の中で走れたのは良かったです」
(調教の前後など、高木師とはどのような話を?)
「先週の追い切りと同じくらいで良いという指示を受けました」
(最後に意気込みを)
「GIで強い馬が揃っていますけど、
スノードラゴン自体は本当に順調に来ていますので、良い競馬ができると思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)