中山11Rの第18回
中山グランドジャンプ(J・GI、障害4歳以上、芝4250m)は2番人気
オジュウチョウサン(
石神深一騎手)が勝利した。勝ちタイムは4分49秒4(良)。3馬身1/2差2着に1番人気
サナシオン、さらに9馬身差で3着に7番人気
メイショウアラワシが入った。
オジュウチョウサンは美浦・
和田正一厩舎の5歳牡馬で、
父ステイゴールド、
母シャドウシルエット(母の
父シンボリクリスエス)。通算成績は14戦4勝。
~レース後のコメント~
1着
オジュウチョウサン(石神騎手)
「完璧でした。思い描いた通りに馬が走ってくれて、理想と現実が一致しました。道中は、
サナシオンと自分の手応えを比較しながらでした。終いは切れる馬ですし、外回りコースに出たところで交わせるなと思いました。今までで一番状態も良かったですし、何とか負かしたいと思って乗りました。障害戦に乗り始めた頃から、この舞台で勝ちたいと思ってやってきました。暮れには去年の
最優秀障害馬も出てくるでしょうし、また挑戦者の気持ちで頑張りたいです」
(
和田正一郎調教師)
「今日はいい位置で競馬が出来、飛びも安定していましたし、無理せずあの位置を取れたことが大きかったです。精神的に成長し、すべてが順調に来て、ジョッキーもうまく乗ってくれました。中山コースは向いていると思いますし、暮れも目指します」
2着
サナシオン(西谷騎手)
「レースはこの馬のペースで進めましたが、思いのほか、2番手の馬にプレッシャーを掛けられました。勝ち馬は2番手の馬をうまく使いましたね。負けるとすればこういう形かと思っていました。時計もそんなに速くないし、中間の動きも返し馬の雰囲気も完璧でした。今まで乗ってきたGI馬ともヒケは取りませんし、このコースもこなすと思っています。本当に申し訳ない気持ちです」
3着
メイショウアラワシ(
森一馬騎手)
「初のGIでしたが、前に中山コースを走り、スクーリングもして中山コースに馴染んでいました。今日は体も戻っていましたし、この舞台でいいレースが出来ました」
4着
ビコーピリラニ(田村騎手)
「馬に飛びを任せるとうまく飛んでくれます。最後も止まっているわけではありません。頭数が少ない方が合っています」
5着
ワンダフルワールド(平沢騎手)
「レースの流れが速く、追走にゆとりがなく、そこでスタミナを使ってしまいました。持ったままで行ければ前回のように弾けたのですが...」
8着
ティリアンパープル(山本騎手)
「いつもの感じで競馬をしました。調教通りならやれる手応えはあったのですが、競馬に対して少し臆病な気持ちが出ています」
ラジオNIKKEI