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フランス競馬 清水裕夫師「野心を持って」

  • 2020年04月23日(木) 21時21分
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フランス競馬の中心地、シャンティイで厩舎を構える日本人の清水裕夫(しみず・ひろお)調教師(38)は競馬開催が中止になった後も、日々管理する競走馬たちと向き合ってきた。

「幸いにもシャンティイ(※パリから北へ約40キロ)は平穏です。これから先の日本のことが心配ですね。(競馬は)今年ほどイレギュラーな年はないと思います。大駆けできるように野心を持っています」。

清水師は開業2年目の昨年に9勝を挙げ、年末には勇退したジョン・ハモンド調教師(歴史的名馬モンジューを管理)の厩舎を引き継いだ。今年に入り、ドバイへ遠征したニスリーンは1月のG2ケープヴェルディ、2月のG2バランシーンで2戦連続2着に好走し、地元フランスでは期待馬ブレイブシーナが初勝利を挙げるなど充実したシーズン序盤を過ごしてきた。

ただ、新型コロナウイルスの世界的な流行の影響で管理馬は3月9日の出走が最後。予備登録を行ったアンドルフィン(牝5、父ムーティール)の天皇賞・春(G1、芝3200メートル、5月3日=京都)参戦もなくなった。

22日に来月(5月)11日からの競馬再開予定がフランスギャロから発表になった。「仏1000ギニー(プールデッセデプーリッシュ、G1、芝1600メートル、パリロンシャン、6月1日予定)はヨモギ(牝3、父ゾファニー)で大駆けを狙いたいと思います。新たに自厩舎で働いてくれる若手騎手(ジェロム・ムター)がいますし、(稽古で)かなり動く2歳馬たちがいます。チリツバキ(牝2、父シユーニ)はクリスチャン(C・デムーロ)からかなりの評価をもらいました」。

毎朝、シャンティイの深い森の中に立つ清水師。理解ある日本人馬主、地元フランスの馬主から預かった大事な馬たちとともに自身の夢へ向け、歩み続けている。
ネタ元のURL
https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=202004230000226&year=2020&month=4&day=23

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