NHKマイルCで、阪神JFに続いて2つ目のGIタイトルを獲得した
メジャーエンブレム(牝3、美浦・
田村康仁)。
圧倒的な1番人気で臨んだ
桜花賞でまさかの4着に敗れた後は「悔しい気持ちで、数週間を過ごしてきました」と田村師は語った。
桜花賞での敗因は「自分のレースができなかったこと」と分析していただけに、
NHKマイルCでは、
メジャーエンブレム本来のレースにこだわった。それだけに勝利の喜びは格別だったに違いない。
「強い馬だと信じていましたし、
NHKマイルCで
桜花賞に続いて1番人気に支持されて、プレッシャーというよりはファンの皆さまも同じ気持ちでいてくれたのだと嬉しかったですね。ジョッキーには、
クイーンC(GIII・1着)のイメージで乗ってほしいと伝えていましたけど、その通りのレースでした。
道中自分のペースで馬が
リラックスして走っていましたので、安心して見ていました。本来の走りができて、彼女の強さを証明できて良かったです」と、田村師はホッとした表情を浮かべた。
今後についてはまだ未定としながらも「成長過程にあると考えていますし、さらに良くなってくれると思います。一段と強くなって、また皆さんに褒めて頂けるように頑張ります」と、
メジャーエンブレムのこれからに期待を込めた。
今のところ明日13日(金)に、ノーザン
ファーム天栄に放牧に出される予定だ。
(取材・文・写真:佐々木祥恵)