「
日本ダービー・G1」(29日、東京)
全てのホースマンが目指す夢舞台へ、東西の有力馬が19日、1週前リハを行った。世代唯一の重賞3勝馬
スマートオーディンは栗東CWで鋭い伸びを披露。頂点奪取に向けて視界良好だ。
京都新聞杯から中2週で挑む
スマートオーディンは栗東CWで併せ馬。小気味良いフットワークで僚馬
プロクリス(5歳1600万下)を3馬身追走すると、直線は馬なりながらも外から鋭く伸びて1馬身先着した。
「最後の1ハロンだけ絵になる調教をしました。それまではコントロールに専念。オーバーワークにならないようにしないといけませんが、守り過ぎてもダメですから。予定通りの調教ができましたね」と松田師は満足そう。時計も6F85秒0-38秒9-11秒7と理想的なラップ。馬体に張りもあって前走の疲れは見られない。刺客としての不気味なムードが高まってきた。
「NHKマイルCではなく
京都新聞杯を使ったのは、ジョッキーに自信を持ってほしかったから。ダービーは一瞬でも守りに入ると影響しますから」。02年
タニノギムレット、04年
キングカメハメハと2勝を挙げるダービートレーナー。その言葉に説得力がある。世代の頂点へ。その道筋は指揮官の頭の中にしっかりと描かれている。
提供:デイリースポーツ