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日本ダービー・G1」(29日、東京)
全てのホースマンが目指す夢舞台へ、東西の有力馬が19日、1週前リハを行った。
皐月賞馬
ディーマジェスティは美浦Wで上々の動きを披露し、一部でささやかれた不安説を打ち消した。
皐月賞馬
ディーマジェスティが美浦Wで3頭併せを消化。渦巻く不安説をとりあえずは打ち消した。実は12日の2週前追い切り後の週末、これまでパターンとしてきた軽めの時計を出さなかったことで「何かあったのでは?」という臆測が飛び交っていたのだ。
実際、陣営にはずっとピリピリ感が漂っていた。そんななかでの重要な1週前追い切り。先頭の
ベルウッドサコン(3歳未勝利)を
ワイルドドラゴン(6歳1000万下)が2馬身追走。その1秒4ほど後ろを追いかける。半マイルから急接近し直線はインへ。ほぼ馬なりで前者に1秒1先着、後者とは併入。5F66秒7-37秒8-13秒2を計時した。
二ノ宮師は「先週追い切った後、少し疲れが出たので週末は時計を出さなかった」と打ち明けた。そして「最後まで馬なりだし、スーッといい感じで走っていた。来週に向けて最善の調教ができたと思う」とひと安心だ。
主戦の蛯名は併せた
ワイルドドラゴンに騎乗。
マジェスティについて「いい動きじゃないかな。(
マジェスティに乗った)助手の佐々木君は、手前の変え方が上手になったと言ってた」と笑顔も見せた。
不安説は完全鎮火とまではいかない。しかし、陣営に明るさが戻ったのは確かだ。来週は蛯名が騎乗し追い切る予定。2冠へ向けてどんなコメントが出るか、興味深い。
提供:デイリースポーツ