14戦14勝の成績を残して2013年春に種牡馬入りし、2014年に生まれた初年度産駒が今年2歳を迎えている「史上最強馬」
フランケル。
注目の初年度産駒たちは、9日(土曜日)の競馬を終えた段階で、ヨーロッパでデビューした8頭の産駒のうち7頭が勝ち上がり、このうち6頭がデビュー勝ちを果たすという驚異の
ロケットスタートを決めており、関係者やファンの間で
フランケル・フィーヴァーが再燃している。
フランケル2世の先陣を切ったのが5月13日にニューバリーのメイドンでデビューしたクンコで、以降、6月3日にクイーン
カインドリーがカテリックで、6月8日にフェアエヴァがヘイドックで、6月9日にフラン
クースが同じくヘイドックでデビュー勝ち。
7月5日には
ブライトンで、緒戦は敗れたマジョリスが2戦目にして初勝利。7月8日にはセヴンヘヴンスが
アスコットでデビュー勝ち。そして7月9日にはトゥーリフォーが仏国のクラレフォンテンでデビュー勝ちを果たし、父にとって7頭目の勝ち馬となった。
同じ7月9日にクラレフォンテンでデビューし、惜しくも2着に終わった
ラストキングダムが、ここまで欧州でデビューした
フランケル産駒の中で、唯一の未勝利馬となっている。
(文:合田直弘)